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2016年、ロゼなどで富士市総合文化祭展示後期展が開かれています

 文化芸術の秋、富士市では10月4日に市主催、市文化連盟主管による『第50回総合文化祭』が開幕、展示、ステージなどに市民芸術が披露されてきました。

 

 今、そのフィナーレを飾る展示の後期展がロゼシアターなどで開かれています。

 

ロゼ展示室前の来場歓迎看板です

 

 ロゼの展示室では、「洋画」、「陶芸」、「毛筆」、「フラワーデザイン」、「絵手紙」の5部門、新幹線新富士駅内のステーションプラザFUJIでは「富士の型染」。会期は、いずれも、あす23日の日曜日までです。

 

毛筆作品コーナーです

 

絵画作品コーナーです

 

陶芸作品コーナーです

 

遊び心をもっての陶芸作品も…

 

絵てがみ作品コーナーです

 

フラワーデザイン作品コーナーです

 

 

天野仁さんの遺作

 

 絵画作品コーナーの富士市美術協会の作品コーナーには今年8月4日に逝去した天野仁さん(行年71歳)の遺作『バスキア賛歌』が展示されていました。

 美術協会の心配りがうれしく、そして、ある感慨に浸り、作品の前で、しばし、虚無の時間を過ごしてきました。

 

天野さんの遺作です

 

 天野さんは、水彩画家で静岡県水彩画協会副会長を担い、地元の富士市においては富士市美術協会副会長や富士市文化連盟理事などを担っていた方です。

 

 自分が前職、それも駆け出し記者の20代に取材を通して知り合い、以後、展示会で会うたびに、あれこれ会話を交わし、親しくさせていただきました。

 

 抽象画で知られるピカソには、具象画の青の時代があったように、水彩画で勝負した天野さんは、緻密な具象画から抽象画に至った方で、それは水彩画の新たな可能性への挑戦、そんな感じでした。

 

 展示会を通しての作品のデフォルメに注目する自分に、天野さんは「海野さんに私の作品を理解してもらって嬉しい」、そんなことを話されたこともありました。

 

 しかし、自分に、そんな高尚な審美眼はなく、知識もなく、ただ、「何となく気になる」、そんな程度でした。

 

 飽くなき芸術の探求、それは過去を振り返らず、現状に甘んじることなく、前を見て歩む、天野さんの生き方を示したものではなかった。「自分も、そんな人生を歩みたい、歩まなければ…」と思っています。

 

 展示されている遺作の作品名『バスキア賛歌』のバスキアは、多分、27歳で亡くなった米国の黒人青年でアーティストのミシェル・バスキアではないか…。

 https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%82%A2

 

 賛歌は、売れる絵といった商業主義を排し、作品に心象を描き出したバスキアの創作姿勢を称える思いを込めたものではないか。

 

 それを問うても、今、天野さんは答えてくれません。

 

 改めて人の世の無常、別れの辛さ、悲しさを思っていますが、天野さんに言われそうです。

 

「それが人生というものだ」

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