ここにアップした場所、10年前まで我が家の書斎でしたが、娘夫婦と同居、孫2人が誕生し、今では孫らの室内運動場と化しています。
で、いつもは孫らが寝てからパソコンに向かっているのですが、締め切りに追われている依頼事、それもパソコン相手でなく赤ペンを手にしての文芸作品の校正・校閲作業。帰宅後、作業を開始すれば、こうした時に限って小学4年男児の孫、「ジイジと一緒に宿題やろう」だって…。
しかし、近所でも評判のワンパク小僧、写真でご覧の通り、同じテーブルで「静かに宿題を…」とはならず。
で、集中できず、悪戦苦闘中です。
孫、いつも、こんな調子です。でも、可愛いです。はい、ジジ馬鹿です
今夜、決めていた校正・校閲作業を、ようやく終了したことからパソコンに向かい、このブログを打ち込んでいますが、きょうのブログは、今、取り組んでいる文芸作品の校正・校閲作業を記します。
富士市は、毎年、文芸文化の普及を目的に市民から小説、児童文学、随筆、詩、短歌、俳句、川柳の7部門を設けて作品を募集。市外の文芸家に審査を依頼し、優れた作品を『ふじ市民文芸』と命名されている文芸誌に収録して発刊しています。
本年度で第53号となり、8月末までの締め切りまでに7部門に多くの作品が寄せられ、審査も終了、今、取り組んでいる校正・校正作業は、来年2月の発刊に向けてのものです。
『ふじ市民文芸』の担当課は市民部の文化振興課。発刊に向けてはサポート機関として『ふじ市民文芸』の常連出品者などに委員を委嘱した編集委員会が組織されており、編集委員会では校正・校閲作業に協力しています。
ここまで記すと、「市議会議員の、あなたが、何で校正・校閲作業を…?」と思われる方がいると思いますが、自分の前職はローカル紙の記者。校正・校閲作業も重要な業務だったことから30年余前、編集委員会が組織された際に協力依頼を受け、その当時、「富士市は公害都市のイメージを払拭するためにも、もっと文化面の施策を強化すべき」といった記事を書いていたこともあって「言う(書く)ばっかりでなく、自ら実践活動しなくちゃ」という思いから依頼を承諾、編集委員会の委員となった次第です。
10年前に記者から市議に転じた以降、事務局に委員の辞任を申し出ているのですが、高齢化や病気によって委員の退任が相次ぎ、その後任探しに四苦八苦の状態が続いていることから本年度も委員を継続、「校正・校閲作業に…」となっています。
しかし、委員就任から30年余経過、活字がぼやけて見える年齢となり、そうした面で、すでに限界ゾーンです。
本年度については「委員を引き受けた以上、頑張る」と己を鼓舞して作業に取り組んでいますが、担当しているのは入賞・入選以上の小説が9点、児童文学が6点の計15点。なぜか本年度も長文の2部門が担当となっています。
現在、取り組んでいるのは印刷会社発注に向けての生原稿相手の1校で、期間は原稿を渡されて1週間、来週の月曜日が締め切りです。
校正・校閲作業は、読み進む読書と違って誤字・脱字や句読点のチェック、さらに前後の脈絡と整合を図ることも必要で、それに集中することから内容は、全然、頭に入らず、「読書を楽しむ」とは無縁の作業です。
「まあ、1週間あれば…」と思っていたのですが、出張先で天使の誘惑、悪魔の囁きに負けて酒宴を愉しんだ夜もあったりで、今、非常に焦っています。
1校に続き、年内から年明けにかけて印刷会社の打ち込み原稿の2校、そして最終校正という作業に取り組みますが、もちろん、「本業である市議活動に支障を生じることがないように…」。こう記した以上、「有言実行、やるきゃない」です。