11月に入って朝夕が冷え込むようになりました。そういえば7日は立冬。もう冬ですが、きょう10日、心もホッカホカになるひと時を過ごしてきました。所在区の富士市鷹岡地区の厚原西公会堂で開かれた「ふれあい昼食会」が、それです。
「ふれあい昼食会」の会場です(厚原公会堂2階ホール)
歓迎の思いを込めた手作り看板が掲げられていました
富士市では、市社会福祉協議会が1988年(昭和63年)から地域に根差した民間主体の福祉活動の活性化を目的に、まちづくりセンター(小学校区)単位で地区福祉推進会の発足をアプローチ。すでに市内全地区(26地区)に福祉推進会が誕生し、地域に根差した、さまざま福祉活動が繰り広げられています。
鷹岡地区福祉推進会(佐野康雄会長)では、誕生以降、活動の柱として一人暮らし高齢者などを招待しての「ふれあい昼食会」に取り組み、今年で15年目を迎えています。
対象者が多いことから地区内を4ブロックに分け、11月中に開催。きょう10日に自分が招かれ、出席した厚原西区公会堂会場にはスタッフを含めて50人余が集い、開始午前10時30分より少し早く会場入りしたことから挨拶がてら調理室へ。「……昼食会」と銘打っていることから昼食を準備中でした。
用意する食数が多く「多分、市販の調理済み食材を盛り付けるのでは…」と思っていたのですが、何と、すべて手作り。メインは鶏肉ハンバーグで、仕上げの焼きに入っているところでした。
出された手作りの昼食です。味噌汁付きでした
昼食前には、地区内のたかおかこども園の年少児による遊戯や歌の披露、そして「一緒に遊ぼう」も。このほか、富士マジッククラブによるマジックが披露され、昼食後はカラオケ大会も。
園児とのふれあいタイム(園児の顔は個人情報保護のためモザイク加工してあります)
園児から「年長児が書いた」という長寿願いのお守りをいただきました
マジック、その1です
マジック、その2です
この日の外出公務は、この「ふれあい昼食会」だけであったことから“一宿一飯”ではなく“一食”への返礼の思いを込めて片付けを手伝ってきました。スタッフの表情には開催したことへの満足感が広がり、「高齢化社会が急速に進む中、その社会を支えるのは、こうした地域力が大きな役割を担う」、それを実感した貴重なひと時でした。