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きょう12月4日、富士市でも地域防災訓練が開かれました

きょうの富士山です(富士市鷹岡地区厚原西区地内から撮影)

 

 12月第1日曜日の、きょう4日、富士市内でも自主防災会主体の「地域防災訓練」が開かれ、所在町内会(区)の訓練に参加すると共に、隣接町内会の訓練を視察してきました。

 訓練のスタイルは、さまざまでしたが、「いざ!」という時に備える熱意は、当然のことながら共通して高く、「5年半前の東日本大震災や、今年4月の熊本地震からの教訓が確実に活かされている」、それを実感しました。

 

視察先で…

 

 訓練に参加したのは、所在町内会の鷹岡地区厚原西区の第2自主防災会、視察したのは同第1自主防災会と久沢東自主防災会。

 午前8時30分に市内を網羅した広報無線が「訓練、地震です」、同8時35分には「ただ今の地震は震度6強」と流し、この情報を受けて訓練を開始。

 いずれの自主防災会とも、これまでになく中学生の参加が多く、「炊き出し訓練の食数が足りなくなりそう」、そんな声が聞かれました。

 

訓練の第1歩は参加の受け付けから(厚原西区第2自主防災会)

 

班単位の所属グループの周知看板です(厚原西区第2自主防災会)

 

 鷹岡地区まちづくり協議会の防災部会は、今年9月から鷹岡小学校と鷹岡中学校の二か所が指定されている広域避難所を住民主体で円滑に運営するための検討作業を開始しており、こうした動きを受けて学校側が生徒に自主防災会への訓練参加を強く呼び掛けたのかもしれません。

 

 所在区の厚原西区第2自主防災会の訓練の開始にあたっては、「一言、激励の言葉を」とハンドマイクを渡されたため、「平日の昼間に巨大地震が発生した場合、避難や救助などの初期活動で頼りになるのは中学生パワー。しかし、年齢的に自主的な行動を期待するのは限定されるだけに、参加してくれた多くの中学生パワーを活かすよう大人の皆さんがアプローチして下さい」と呼び掛けました。

 

 3つの自主防災会の開催スタイルは、基本は同じでも、さまざまで、例えば炊き出し訓練。米を炊いてのおにぎりが定番となっていた中、厚原西区第2自主防災会は「今年初めて」というカレーを作り、同第1自主防災会は熱湯や水を入れるだけのアルファ米(乾燥米飯)の50食分用を初めて導入、久沢東区は、同じアルファ米でも1食分用で取り組んでいました。

 

50食分に熱湯を入れて…(厚原西区第1自主防災会)

 

よくかき混ぜて…(厚原西区第1自主防災会)

 

訓練会場です(久沢東区自主防災会)

 

こちらは1食づつ…(久沢東区自主防災会)

 

 その中、ちょっと気になったのは非常食として使用されることが多いアルファ米の単価です。

 聞けば「1食分(100g)で350円」。「加工が必要」、「長期保存ができる」とはいえ、「高すぎるのでは…」とパッケージの裏面の原材料を見ると「国産うるち米使用」と記されていました。

 

「非常食は、炊き出し態勢が整う前の人命救助などが優先される被災直後に使用。ならば味は二の次であり、外国産の安い米を使用してコストダウンを図った製品に…」と思ったのですが、自宅に戻ってネットで調べると種類は少なく、格安も見当たりませんでした。特許なども、その理由の一つかもしれません。

 

 そもそも、こうした考え、炊き出し現場で伝えたら、賛同どころか「被災時だからこそ、安全で、おいしい国産米にすべき」と炊き出し担当の女性陣に一蹴されそうです。

 

 この日、各会場とも、これまでになく多くの参加がありましたが、それでも世帯数からとらえれば「半数程度」。

 4月の熊本地震では、学校体育館などの広域避難所に被災者が殺到、その運営が混乱という教訓を残しており、教訓を受けて富士市では広域避難所の円滑な運営態勢の確立に向けて動き出しているものの、前提になるのは地域の自主防災会の防災体制と初期対応であるだけに、さらに多くの人が地域での防災訓練に参加するよう願っています。

 

 

「総合防災訓練」と「地域防災訓練」の違い

 

 富士市の防災訓練は、自主防災会を含む防災関係機関あげての「総合防災訓練」と、自主防災会主体の「地域防災訓練」の2本立てとなっています。

 

 このうち「総合防災訓練」は、東海地震説が叫ばれ、地震予知態勢に取り組みはじめた1977年(昭和52年)9月の第1日曜日に地震予知を想定して実施され、1979年(昭和54年)からは曜日に関係なく“防災の日”の9月1日に実施されています。

 

 一方、1984年(昭和59年)からは「総合防災訓練」とは別に12月第1日曜日に自主防災会を主体とした地震予知なしの突発地震を想定しての「地域防災訓練」がスタート、現在の2本立てとなっています。

 この「地域防災訓練」の追加には、地震予知なしの突発地震への態勢づくりと共に「平日の昼間に地域にいない勤め人や学生の防災訓練参加を促すため…」とされています。

 

 いずれにせよ、「地震の観測態勢を整備しても予知は無理だ」を主張する地震学者がいるだけに、「地震国日本、いつ、どこに巨大地震発生がおかしくない」ことを前提しての心構えを持ち、被害を最少とする態勢づくりに努めたいものです。

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