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一石三鳥の古紙回収制度、あっと驚く地区別順位の公表!

 富士市だけでなく環境保全の面からも“ごみ”の削減は世界的な課題。その一手法として富士市は協働型古紙回収制度を実施していますが、その平成28年度上期(4月〜9月)の実績が環境部廃棄物対策課発行の『ごみへらしタイムズ』11月20日付け第55号の1面で紹介されています。興味津々の内容です。

 

 

 同制度は、回収業界との協働により、古紙回収指定日にごみステーションに出された古紙の量に応じて報奨金として地区に還元していくもの。古紙の回収率がアップすれば、森林資源の保全に結び付き、可燃物減による環境への負荷が軽減、さらに地域づくりの資金源にも…と一石三鳥となるもの。

 

 上半期の回収量は1,194鼎如∩闇度(1,221邸砲鉾罎戮謄泪ぅ淵坑押鵑糧減。富士市の人口が減少していため、それとも…?。

 

 紙面には、まちづくりセンター単位の27地区全ての回収量も掲載。しかも1世帯当たりの排出量から順位を付けて…。ここには、「競争力を煽って回収率のアップを…」とする意図がありあり。

 

 であるものの、『ごみへらしタイムズ』は行政情報誌であり、こうした手法、下位地区からの反発を想定して避けるのが「行政らしさ」であったはず。順位を付けたとしても、その掲載は「上位10地区程度」であったはず、と思っていたのですが…。

 

 全地区の1世帯当たりの回収量に順位を付けての掲載は、建設計画を進めている新環境クリーンセンターの焼却能力を現行より削減することから、ごみ削減が命題となっている中、その削減成果がいま一つという深刻な状況にあるためといえそうです。

 

 決して所在区である鷹岡地区が前回に続いて第1位となったからではありませんが、ごみ削減は全市民的な問題であり、現実は現実として公表すべき、そう思っています。

 

 さて、今期も第1位の鷹岡地区の1世帯当たりの排出量は19.52キログラムで、第2位の吉原地区は16.00キログラム。断トツの第1位です。

 また、鷹岡地区を100とした場合、最下位の第27位の排出量は7.11キログラムは36となり、3倍近い差を生じています。

 

 制度に基づく1世帯当たりの排出量は、地区内に24時間、いつでも持ち込み、受け入れが可能な民間事業所の古紙回収ステーションが、どの程度、設置されているかや、PTAなどの古紙回収作業の頻度などの影響も勘案する必要があり、制度に基づく1世帯当たりの排出量だけでごみ削減への関心度の判断は避けるべきかもしれません。

 

 ただ、トップをキープしている鷹岡地区では、「新環境クリーンセンター建設に伴いごみ削減が命題」という認識、自覚をもって地区体育祭の参加賞は、それまでのトイレットペーパーを台所の水切ネットに切り替えています。

 さらに、地区に還元される報奨金は、「地区民に見える形に…」と平成27年度には、すでに発刊されている『鷹岡町史』を補完する狙いを込めて昭和史にスポットを当て、戦前生まれの人達の座談会からの史実を収録した郷土史『鷹岡』を発刊して全世帯に配布。今年の報奨金は、通学路の車両侵入禁止看板の制作・設置費に充当するなど子供達の交通安全確保に活用することを決めています。

 

 これらの取り組みが、地区内にある就労支援施設の『鷹身工芸社』が売上金を利用者の賃金にあてる古紙の提供を呼び掛け、その協力者も多いという中でも第1位の実績を残し続けている、そう判断しています。

 

 一石三鳥の協働型古紙回収制度、各地区が、それぞれ工夫し、報奨金を有効活用、回収量が増加となる、ごみ削減の輪が広がることを願っています。

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