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NPO法人静岡司法福祉ネット明日の空を知っていますか…?

 先日、富士市消防防災庁舎7階会議室で富士地区保護司会の自主研修会が開かれ、犯罪者の入口支援活動に取り組んでいるNPO法人静岡司法福祉ネット明日(あした)の空代表の飯田智子さんから1時間余の講演を受け、あれこれ考えさせられました。「誰1人として置き去りにしない社会とか、世のため、人のためとかを軽々しく口にしてはいけない」、そんな思いも…。

 

パワーポイントで活動を紹介

 

 飯田さんは、社会福祉施設などでの勤務を経て2009年から高齢者や知的ハンディなどの障害がある受刑者の退所後の更生を支援する県地域生活定着支援センターに勤務。相談員として携わる中で「もっと早い段階で適切な支援をすれば(少年院や刑務所などの)矯正施設に入らずに済んだのでは…」と感じ、2014年10月に入口支援活動に取り組む明日の空を設立。

 県内の長泉町に事務所を置き、検察庁や弁護人などの依頼を受け、勾留中段階から容疑者や被告と面談し、更生支援計画を作成。生活保護の申請や住居の確保、就労支援などを行っています。

 

明日の空のパンフレットです

 

活動通信です

 

 犯罪者に対する支援の流れは、入口支援と出口支援に分かれ、少年院や刑務所など矯正施設の退所者に向けての出口支援は保護司制度や公的機関である地域生活定着支援センター制度などがある一方、実刑に至らず釈放や不起訴になる万引きや無銭飲食など軽微な犯罪を繰り返すケースへの対応も含め、その入口支援は制度化されていないのが現状です。

 

 明日の空代表の飯田さんは、「軽微な犯罪を繰り返す人の多くは、人との縁が切れ、生活に困窮し、何かしらの支援を必要としている。社会が自己責任を声高に掲げ、環境を改善しないまま社会に放り出すことは再犯を防止しないことと同じ」と述べています。

 

 しかし、制度化されていないことから、その支援活動は本業である社会福祉士の収入を投入しているほか、賛助会員制度を設けて資金を確保。

 講演の中で飯田さんは、「私達の活動は、もう、いっぱい、いっぱいです」と述べています。

 

 自分にとって、ショッキングな発言でした。冒頭に記した「誰1人として置き去りにしない社会とか、世のため、人のためとかを軽々しく口にしてはいけない…」は、その発言を受けての自己反省です。飯田さんらの活動に比べれば、自分が取り組んでいることは足元にも及ばない程度です。

 

 飯田代表らの活動と社会への投げ掛けを頂門の一針として、政治の力で再犯防止に結び付く入口支援の制度化が早急に望まれるところです。

 

※名 称:NPO法人静岡司法福祉ネット明日の空

※住 所:〒411−0943

     静岡県駿東郡長泉町下土狩1291−1

     第2古谷ビル202(おぎ法律事務所内)

※TEL:055−943−5601

 

 

 

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