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富士市議会の本会議場に春の嵐、当局案に議会側が「NO!」

 富士市議会2月定例会は、3月22日、最終日を迎え、委員会付託としていた新年度(平成29年度)予算案や条例案を採決、市提出原案を否定する議員発議の新年度予算案の修正案を賛成多数で可決したほか、市提出の「まちづくりセンター条例の一部改正案」を全会一致で否決しました。

 

 本年度、富士市は市制50周年を迎えましたが、市提出の一般会計予算の修正案可決は、多分、初めて…。

 市提出の条例案の否決も極めて稀で、市政上からとらえれば、まさに“春の嵐”ですが、予算付けと執行権を有する市長に対して、市民代表として是々非々で賛否を下す議会・議員の権能を発揮しただけのことです。

 

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22日の本会議の賛成多数可決と全会一致否決を伝える新聞紙面(静岡新聞)

 

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富士ニュース紙面です

 

「まちづくりセンター条例の一部改正案」は、市内26カ所に設けられたまちづくりセンターで行われている市民サービスコーナーで受け付けている住民票や戸籍謄本・抄本、印鑑証明など12種類の証明書の発行業務を来年3月をもって廃止、というもの。

 

 当局は、その狙いを「今年2月にマイナンバーカードを使用しての証明書のコンビニ交付が開始されたことを受け、業務の合理化、それにマイナンバーカードの普及」とし、業務廃止に伴い、現在、各まちづくりセンターに3人ずつ配置されている正規職員も1人削減して2人としていくことを打ち出しました。

 

 この一方、当局は、まちづくり協議会に対しての現行の補助金50万円に最大30万円を上乗せする活性化補助金を打ち出し、さらに来年3月一カ月間を準備期間に来年4月から週3日間勤務の「まちづくり協力員」と命名した臨時職員1人を各まちづくりセンターに配置することも打ち出しています。

 

 つまり、ムチ(まちづくりセンターでの証明書の発行業務廃止)とアメ(活性化補助金プラスまちづくり協力員の配置)を絡ませた施策です。

 

 この施策に議会側には、上程前に「おかしいぞ」の声があがったものの、当局に議案の取り下げや修正を図る動きはなく、議案の上程前には「意見を受け止めるための素案」とする計画案をまちづくり協議会長連絡会に示すなど“議会軽視”どころか“議会無視”といっても決して過言でない姿勢も示し、結果、議員発議の新年度予算案の修正案が賛成多数で可決、市提出の「まちづくりセンター条例の一部改正案」が全会一致で否決となりました。

 

 議会の採決に市長は、「真摯(しんし)に受け止める」とし、その上で「今後も市民に各種証明のコンビニ交付の利便性を伝え、マイナンバーカードの一層の普及、啓発に努める。まちづくり協力員については、引き続き議会及び地区住民の皆さんのご意見を伺いながら検討していく」とするコメントを発表しています。

 

 今回の「まちづくり条例の一部改正案」に対して、自分、海野しょうぞうは、次のような考えから反対、否決を選択しました。

 

 ,泙舛鼎りセンターでの証明書発行が42%に達している中でマイナンバーカードの普及率は7%にとどまっている。

 遺産相続などに関した証明書発行を求めた場合、コンビニが、まちづくりセンターと同様に丁寧に説明、応対できるか。

 マイナンバーカードに対しては、通知カードと免許書など身分証明をセットとしたマイナンバー提示の手法との比較において「マイナンバーの情報漏れに不安がある」との声も根強い。

 で兒澆鯀按鵑箸垢襪里任呂覆、まちづくりセンターの正規職員を3人から2人にしても証明書発行が可能か、どうかの検証も必要ではないか。

 ゾ斂製颪糧行は、さまざまな市の情報を発信し、まちづくりへの参画機能を担うまちづくりセンターと市民との接着剤の機能も担っており、その発行業務の廃止は、カルチャー講座主体の、かつての公民館をまちづくりセンターに機能アップさせた意味が喪失するのではないか。

 Δ泙舛鼎りセンターでの証明書発行業務の廃止を掲げてマイナンバーカードの普及を目指すのは市民に寄り添った市政とはいえない。

 

 一方、賛成多数で可決となった議員発議の新年度予算案の修正案は、「まちづくりセンター条例の一部改正案」に関連して当局が打ち出したまちづくり協力員を白紙とするため、その人件費を予備費に付け替えたものです。

 

 修正案は、まちづくり協力員の導入そのものを否定したものではなく、「将来的には地元で運営」が方針と示されている中、白紙の状態から各地区に組織化が図られたまちづくり協議会を舞台にしてまちづくりセンターに対する市の責務と役割、地区(市民)の責務と役割を時間をかけて話し合い、その青写真を描くことが先決。「週3日間勤務のまちづくり協力員1人を投入」とする一方的な施策は納得いかない、それを思っての対応です。

 

 ご理解いただけたら幸いです。

| - | 19:41 | comments(1) | - |
コメント
人件費が減ることにより、辞めることになる方が少なからず出てきます。サービスは維持して人件費は削除って、なんか矛盾してますね。
肩叩きが、今から始まるのでしょうかね?怖いなぁ。
| 匿名 | 2017/03/25 7:39 AM |
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