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4月1日に曽我兄弟武者行列、再現へ

 寒冷で開花が遅れていた富士市内の桜花も、ようやくチラホラと…。富士市内では広見地区が26日に『さくら祭り』を開催、これに続いて4月1日(土)に鷹岡地区と吉原地区、2日(日)に丘地区が『さくら祭り』を開く予定です。

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  ようやく開花(富士西公園で…)

 

 そのうち自分、海野しょうぞうの所在区である鷹岡地区では、祭りを主催するまちづくり協議会(松田幸雄会長)が富士西公園で開く『さくら祭り』に新企画として曽我兄弟武者行列を登場させることを決め、準備を重ねています。

 日本三大仇討(あだう)ちの一つ、「曽我物語」の史実の継承や、「史実に秘められた現代社会へのメッセージを広く伝えたい」、そんな思いを込めての取り組み。26日には鷹岡まちづくりセンターで衣裳の着付けリハーサルが開かれています。

 まちづくり協議会の熱意に感激、感動して自分も準備のお手伝いをしています。といっても自分にできる事は、たかがしれていますが…。

 

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    26日に行われた衣裳の着付けリハーサル

 

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  源頼朝役の松田会長(中央)と武者役を担う中学生です

 

 武者行列をもって今に甦る「曽我物語」とは…。

 

 日本三大仇討ちの一つ、「曽我物語」は、時代、時代によって、捉え方は違うものの語り継がれてきました。

 その主人公、曽我兄弟は、兄が十郎祐成(すけなり)、弟が五郎時致(ときむね)。兄弟の父親は河津領主の河津三郎で、三郎は安元2年、1176年10月、領地争いをしていた工藤祐経に殺害されています。

 その後、兄弟は無念の死を遂げた親の仇を討つために精進を重ね、建久4年、1193年5月、源頼朝が富士の裾野で巻狩りを開くことを聞きつけ、頼朝に随行した工藤祐経の陣屋に討ち入って父の仇を討っています。

 しかし、仇は打ったものの、兄弟は工藤祐経の家来に討たれています。時に十郎は22歳、五郎は、まだ20歳でした。

 兄弟の仇討ちは、武家政治が行われた当時の社会では英雄伝となり、全国津々浦々に広められ、「曽我物語」がまとめられたといわれます。

 平和国家となった戦後は、「曽我物語」に秘められた親を敬う心や、兄弟助けあって巨大な敵に立ち向かった兄弟愛、そして勇気、一念などにスポットが当てられています。

 

 鷹岡地区には、兄弟の墓のある「曽我寺」をはじめ「五郎の首洗い井戸」、十郎と恋人の悲恋を伝える「虎御前(とらごぜん)の腰掛石」などの史跡があり、「曽我寺」では、1981年、戦後、途絶えていた貴重な事実を後世に伝える兄弟供養祭の「曽我まつり」が有志で組織された奉賛会の主催で復活。そのメインイベントとして武者行列が行われてきましたが、奉賛会メンバーの高齢化により2006年で終止符が打たれています。

 

 11年ぶりにまちづくり協議会によって再現することになった武者行列は、奉賛会が地区の女性たちの協力を得て制作、地元の丸希衣裳店が保存を担ってきた衣裳を奉賛会から寄贈されたことを受け、その活用を検討する中で決定したものです。

 

 まちづくり協議会の松田会長は、「曽我物語」の史実の継承や、史実に秘められた現代社会へのメッセージを広く伝えたい、そんな思いを込めての取り組みであることを力説しながら、「もう1点、こんな狙い、願いも…」と、こう話します。

 

「父親の仇を討つために精進を重ねる中、仇討ちに執念を燃やす弟の五郎に対して兄の十郎は仇討ちに虚しさを感じ、相思相愛の女性、虎御前との平穏な生活を望むも、仇討ちを防ぐために工藤祐経の刺客に何度も襲われ、そして、こう覚悟する。『どうせ殺されるなら仇討ちが自分の運命だ』と。そうした『死を覚悟しての仇討ちが自分の運命』、その選択肢しかなかった歴史を語り継ぐことによって、逆説的に、今を生きる私達には自由に生きる選択肢がある、その尊さを広く、特に若い人達に伝えたい、命の大切さを伝えたい、そんな思いもあって協議会で話し合い、武者行列に取り組むことを決めた」

 

 武者行列は24人で構成。源頼朝役は松田会長が担い、このほか五郎、十郎を含む武者19人、虎御前など女性4人は、取り組みの狙いから鷹岡中学校の生徒に依頼。すぐさま反応があり、早々に“役者”が決定しています。

 

 4月1日は、午前8時から男子は鷹岡まちづくりセンター、女性は丸喜衣裳店で着付けを行い、9時に会場の富士西公園に向けて出発、会場入りは9時20分、会場内を一巡して9時40分からステージに登壇してナレーションで「曽我物語とは…」を伝えながら、武者行列再現に込めた思い、願いなどを伝えることになっています。

 

 しっかりとしたコンセプトをもっての武者行列、多くの人に見てほしいと切に願っています。

 自分は、武者行列と記念撮影のサポートを担当します。

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