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人口減少時代の中で注目すべき静岡市の挑戦!

 きょう4月11日の購読紙(静岡新聞)の1面に4段見出しで衝撃的な日本の人口減少予測の記事が掲載されていました。「50年間で3割減」と。

 

 記事を読みながら、ふと、4月10日に静岡市の田辺信宏市長が開いた定例会見で述べた政令市の条件とされる人口70万人割れに対する発言、「政策を総動員することで(70万人を)回復できるよう頑張る」を思い出し、「今、人口減少予測に右往左往しない地方自治体としての政治力が問われている」を思っています。

 

 人口予測記事は、こう伝えています。

 

「国立社会保障・人口問題研究所は10日、2065年の人口を8808万人とする『日本の将来推計人口』を公表した。2015年から50年間で3割減となる。女性1人が生涯に産む子どもの推定合計特殊出生率は2065年には1.44に…」

 

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        記事です

 

 

 3面、7面にも関連記事が掲載されており、その中、社会保障について、こう伝えています。

 

「1965年に高齢者(65歳以上)1人を現役世代9.1人で支えていた『胴上げ型』の社会保障構造は2015年には2.1人で支える『騎馬戦型』に、2065年には1.2人で支える『肩車型』の厳しい状態になる」

 

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今後の社会保障構造の予測イラスト図です(購読紙から)

 

 少子高齢化が進む中での人口減少問題が今日的重要課題として大きく浮上したのは2014年5月に民間研究機関の日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)が発表した“増田レポート”を呼ばれる将来推計人口をもとにした消滅可能性都市。レポートでは、2010年からの30年間の都市別の20歳から39歳の女性の人口減少予測をもとに「このまま減少が止まらない場合、全国の896市区町村(49.8%)の存続が危ぶまれる」と指摘。

 

 つまり、「このままじゃ、半分の地方都市が消滅する」というものです。

 

 以後、「全国一斉に…」といった感じで出産、育てやすい都市を目指す政策にアクセルを踏み込み、これと並行して人口流出抑止・流入促進の政策も次々と打ちされ、中には、かつての高度成長時代、「バラマキ福祉」と批判された政策に似たような「公費は血税である」を等閑したような政策も…。

 

 また、国レベルでは、「65歳以上としている高齢者の位置付けを75歳以上に…」といった突拍子もない案も浮上しています。

 

 こうした中、静岡市も例外ではなく人口が減少、今年4月1日の人口は69万9421人となり、ついに70万人を割り込んでいます。

 

 静岡市は、本県(静岡県)では浜松市とともに政令市。その人口要件が「人口100万人、または近い将来100万人になる見込み」であったものが、2001年から2010年の間は市町村合併を支援するために「70万人」に緩和され、それをクリアした静岡市は2005年4月に政令市となっています。

 

 政令市となった場合、地方自治体としての裁量権が、ほぼ県レベルとなるだけに、政令市要件である70万人を割り込んだことは深刻な問題。

 よって田辺市長の定例会見での「政策を総動員することで(70万人を)回復できるよう頑張る」の発言になるのですが、すでに静岡市は政令市移行後の人口減少に対して2015年に策定した第三次総合計画で「2025年の人口は70万人維持」を掲げ、その維持に向けての政策を打ち出し、実践に移しています。

 田辺市長の「政策を総動員…」は、その第三次総合計画で打ち出した政策を指してのもので、70万人維持は分かりやすい、市政運営への政治責任を有した数値目標であり、それを掲げたことは、静岡市が日本の中央に位置し、鉄道・道路など交通環境に恵まれ、気候も温暖など都市発展に向けてのポテンシャル(可能性)の高さを認識してのことであることは間違いありません。

 

「政令市として存在を」という命題があるにせよ、静岡市が掲げた「70万人維持」は、「人口減少予測に右往左往することなく、都市としての潜在力をしっかりと認識、分析して政治力をもって課題に対応」、そう受け止めています。

 

 富士市も静岡市と同様、都市発展に向けてのポテンシャルは高く、北を仰げば世界文化遺産の富士山もあります。

 

「富士市は地方自治体として政治力が問われている」を自覚です。

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