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反戦・平和アニメの『対馬丸』を知っていますか…

 先日、所在区の富士市鷹岡地区で「通学合宿」が開かれ、活動メニューに初めて反戦・平和アニメを組み込み上映。合宿参加の子ども達からは言葉としては出なかったものの、何かを感じ取ったようです。

 上映したアニメは、太平洋戦争下での沖縄児童の集団疎開の悲劇を今に伝える『対馬丸』です。

 

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    DVDのパッケージから

 

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           上映会場で…

 

 通学合宿は、学年の異なる小学生が地域の宿泊可能な施設を拠点に家庭から離れ、共同生活をしながら通学、子ども達同士、協力しながら自分達の力で生活体験することで親に甘えず自立し、お互いの立場を理解し、助け合う心を育むことが目的。

 静岡県教育委員会が、その取り組みを推奨し、県内各地で開かれ、鷹岡地区では各種団体で構成するまちづくり協議会が実行委員会を組織、今年が6回目の取り組みで7月6日から同8日まで2泊3日の日程で地区内にある社会福祉センター・鷹岡市民プラザを会場に開催。参加は小学4年から6年までの19人でした。

 自分は、「取り組みましょう!」の“言い出しっぺ”の責任から第1回目から記録写真係と当直係などで、その開催をお手伝いしています。

 

 2泊3日の合宿中は、ゲーム機やスマフォの持ち込み禁止、テレビを見るのも「ダメ!」という生活ですが、協力団体のボーイスカウトがふれあいゲーム、また、地区在住の郷土史家による「ふるさと民話」の伝承、さらに手漉き和紙体験なども組み込んだことがあります。

 

 今年の活動メニューを検討する中で初の取り組みが決まった反戦・平和アニメの上映は、「戦争をいじめに置き換え、悲しく、辛い、いじめのない子どもの世界を子ども達自身で築いてほしい」、そんな願いを込めた試み。

「宿泊を前にした子ども達にアニメとはいえ悲惨な場面を見せるのは刺激が大きすぎるのでは…」、さらに、北朝鮮のミサイル発射が繰り返される中、国防強化の必要性、重要性を主張する事が台頭していることから「誤解を避けるために、この時期、反戦・平和を取り上げたアニメは避けるべきでは…」、そんな声も一部が上がりましたが、全国各地でいじめが原因と見られる子ども達の自殺が相次ぐ中、最終的には合意形成を図っての上映でした。

 

 上映した『対馬丸〜さよなら沖縄〜』は、1961年に初版が出版された大城立裕氏のドキュメンタリー小説が原作。沖縄の子ども達の悲劇にスポットを当て、その事実を丁寧に掘り下げた作品であったものの、何故か映画化、テレビドラマ化されることなく歳月が流れていました。

 

 ようやく初版から20年を経過した1981年、制作委員会によってアニメ化されています。

 

 費用が厳しい制作委員会によるアニメ化で、上映時間は75分間と短く、静止画面の部分が多く、その上映機会は限られ、多分、テレビで放映されたこともないと思います。

 その一方、作品的としての評価は高く、ビデオ・DVD化された以降、全国各地の青少年健全育成団体が自主上映に取り組んでいる作品です。

 

 作品の内容は、終戦1年前の1944年夏、太平洋戦争が激しくなり日本軍は沖縄の子ども達は九州・鹿児島に集団疎開させることを決定。学童1,517人が乗船した対馬丸は沖縄から鹿児島に向かうものの8月22日、米潜水艦の魚雷攻撃を受け海の底へ。生存学童は、わずか59人でした。

 その生存した学童も、「船で起きたことは、決して、話してはならない」の軍の命令で無言を貫き、その悲劇の実相が明らかになったのは終戦後と言われ、作品は生存学童の証言をもとに、余りにも辛い悲劇を、アニメをもって再現しています。

 以下は、その流れです。

 

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 富士市は、1985年11月19日、市民の総意として『核兵器平和都市』を宣言しています。

 この宣言以降、官民協調で平和推進事業に取り組み、市としてはシティプロモーション課(今年3月までは広報広聴課)に平和推進のためのビデオ・DVDコーナーを設け、核兵器の脅威や反戦・平和思想を啓発するビデオ・DVDを「1週間」を期限に貸し出しています。

 

 今回、鷹岡地区の「通学合宿」で上映した『対馬丸〜さよなら沖縄〜』も、その貸し出しを受けての取り組みでした。

 

 反戦・平和だけでなく、子ども達、いや、大人社会にも「生きる上で一番大切な事は何か…」を訴えかける作品の上映会が相次ぐことを願ってやみません。

 

 シティプロモーション課は市庁舎8階の北側(筍娃毅苅機檻毅機檻横沓娃亜法

| - | 23:16 | comments(2) | - |
コメント
終戦は私が3歳でしたので、戦争のことは覚えていませんが、その後の物不足を経験しています。恵まれている今の子供たちに戦争を語り継ぐことは大事なことと思います。アニメ、私も見たかったです。
「むらさき花だいこん」という絵本があります。日本が中国へ戦争を仕掛けたお話です。出版社の許可を取って紙芝居にし、老人ホームなどで演じています。夫がこのお話を気に入り、敬老会でもう1回やってくれと言います。今年、久沢北の敬老会でこの紙芝居をやる予定です。
| 佐野のぶ子 | 2017/07/25 9:17 AM |
佐野のぶ子さん、コメントをお寄せ下さり、ありがとう、ございます。
また、過日の通学合宿、ご協力、ありがとう、ございました。
政党を超え、政党に利用されない反戦・平和の輪を広げるべく頑張る所存です。
| 海野しょうぞうです | 2017/07/26 8:23 AM |
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