<< 富士市の防災訓練、中学生が活躍、凄いぞ地域力! | main | 富士市議会9月定例会が開会しました >>
混迷…?、どうなる、富士市の総合体育館建設!

 少しばかり旧聞になりますが、8月24日夜、富士市の消防防災庁舎で「新設総合体育館建設について」と題した説明会が開かれました。

 市の担当課であるスポーツ振興課が富士市体育協会の役員をはじめ理事や評議員に今後の建設スケジュールを報告しながら意見を受け止める場としたものですが、「建設」という方向性は堅持するもの、「どのような体育館に…」ついては事実上、白紙の状態。さらに耐震性の問題から昨年秋に使用中止となった総合運動公園内の公園体育館を、どうするのかの問題や、既存の富士体育館、富士川体育館の将来的な存続にも黄信号が点灯している発言が事務局からあり、「あれれ…」でした。

 出席者からは「この10年、騙された感じ」といった厳しい意見が飛び出したほか、県富士水泳場の体育館への変更などの提案もあり、何がなんだか分からないような説明会でした。

 

DSC00661.JPG

   説明会の冒頭、挨拶するスポーツ振興課の課長です

 

 少々、長文になりますが、市民の皆さんにとって関心が高い問題と思いますので、説明会時の詳報を…。

 

 説明会には、富士市新体操協会会長の立場で出席するも、「市議としては議会で意見を述べるべき」との思いから「体育協会の皆さんが総合体育館建設を、どう受け止め、そして、どのような意見を有しているか…、それを把握しよう」、そんな思いを抱いての出席でした。

 

 総合体育館建設は、構想から、すでに20年余を経過。平成21年3月には『総合体育館及び武道館基本構想報告書』がまとまり、その建設地は「総合運動公園内の公園体育館を取り壊し、その跡地を含めた周辺に…」が打ち出されています。

 この状況から体育協会には、「平成32年度を最終年度となる第5次総合計画内には誕生」という期待があったものの、市は財政難とビッグ事業である新環境クリーンセンター建設への対応を理由に計画を延期しています。

 

2017090320170903.jpg

平成21年3月公表の報告書です(表紙)

 

 今年の市議会2月定例会で自分、海野しょうぞうは、新年度(平成29年度)市長施政方針に対する質問の中で、この総合体育館建設を「早期に実現を目指すべき」のスタンスで取り上げ、「市長は『新年度に総合体育館の建設に向け基本構想の策定に着手』としているが、単年度で策定するのか。単年度で策定するならば、その策定時に今後の建設スケジュールも明確にすべきではないか」と質問。

 市長答弁は、「新年度には体育協会等にヒアリングを行い、世論調査やパブリックコメントも実施。その結果を踏まえスポーツ推進審議会の意見を伺って建設に向けての基本理念と施設機能・規模及び建設手法、スケジュールを含めた基本構想と基本計画の骨子を平成30年6月までに策定」でした。

 

 この答弁で示した「体育館協会等にヒアリング」が24日の説明会。事務局は、平成30年6月とする基本構想公表までのスケジュールや、完成までの大まかなスケジュールも示し、「順調に進んで完成は平成36年頃」としました。

 

20170829?20170829.jpg

 

20170829?20170829.jpg

 

 しかし、課題も示し、公共施設の老朽化・維持管理コスト増大への対応として打ち出した『公共施設マネジメント基本方針』を説明、その中では「今後、増大していく公共施設の維持管理費の削減を図るために40年間で公共施設の延床面積を20%削減。スポーツ施設については30%削減を目標としており、ハコモノの新設は非常に厳しい状況」と報告。さらに、総合体育館は建設するも「延床面積30%削減を実現するためには、既存の富士体育館と富士川体育館の、どちらかを廃止することも検討せざるを得ない」とも。

 

20170829?20170829.jpg

 

 出席者からは、平成21年3月に『総合体育館及び武道館基本構想報告書』が公表されていることから「この10年、騙された感じ」という厳しい意見が出されたほか、既存体育館の見直し方針に反発する形で「熱中症対策として既存体育館に空調設備を設けるべき」、運動公園内の温水プールがあることを理由に順調に進んでも完成は平成36年としたことをとらえて「現状、富士市ではビッグなスポーツ大会が開けない。県に働きかけて県富士水泳場を体育館に切り替えては…」の意見も。

 

 総合体育館建設については内なる課題もあります。

 

 計画を延期したことにより「しばらくは使用。そのためには耐震診断を」と取り組んだ公園体育館が昨年秋、耐震性がないことが判明し使用中止に…。使用再開には、1億3000万円(期間18カ月)から2億2000万円(期間20カ月)の耐震工事が必要であり、新設が決定している中で、その工事に取り組むのか。

 これ以外にも、公園内にある温水プールは、その熱源を供給している環境クリーンセンターが移転新築の新環境クリーンセンターの平成32年9月誕生により熱源供給停止となることから廃止、県富士水泳場を、その代替施設に…とする中、「県富士水泳場は代替施設とはいえない」として新たな熱源確保を図っての存続を求める声が市に寄せられています。

 

 まさに「どうなる総合体育館建設」です。

 

 説明会に臨み、出席者から出された意見を受け止めて思ったことは、総合体育館建設が、構想から、すでに20年も経過しており、今後、示すスケジュールは必ず履行。そのためには、多くの意見を受け止めるのは好ましいものの、市が英断を下すことが必要、それです。

| - | 00:08 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT