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映画『幸福の黄色いハンカチ』を知っていますか…?

 所属会派の富士市議会凜(りん)の会の行政視察で10月11日から同13日まで北海道に行ってきました。初日11日は東海道新幹線新富士駅の始発に乗車、先ほど自宅に戻り、少々、バテ気味ですが、「何としてもブログ&フェイスブックを打ち込まねば…」とパソコンに向かっています。映画『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』と、夕張市内にある、その聖地を多くの人に知ってほしい」、そんな思いからです。

 

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  幸福の黄色いハンカチです

 

 まず今回の行政視察先と、その目的。

 

 視察先は、夕張市、栗山町、旭川市。このうち夕張市の視察目的は、「財政再建と地域再生への取り組み」の把握でした。

 地方議員として先進事例の視察・把握だけでなく、財政破綻の理由や、破綻後の財政再建と地域再生への取り組みを視察・把握することも必要との思いを抱いていましたが、果たして「都市運営の失敗である財政破綻の視察を受け入れてくれる地方都市があるか」、その懸念がありました。

 

 こんな中、同僚議員が、あれこれ調査。期日を限定して夕張市が視察の受け入れに応じていることが判明し、その受け入れ期日に合わせて視察に出向いたものです。

 

 かつて石狩炭田の中心都市として栄えた夕張市は、昭和35年4月末には最大値となる11万6、908人の人口を数えたものの石炭産業の衰微によって炭坑閉山が相次ぎ、昭和50年の国勢調査人口は5万0、131人と半減しています。

 地域再生を観光に期待し、昭和55年の「石炭博物館」建設を皮切りに各種観光開発事業を展開するも過大投資や行政体制の効率化の遅れ、これに人口減少が加わり、平成19年3月6日に財政再建団体に指定されています。

 

 この指定時の赤字解消額は353億円。標準財政規模の実に801.4%で、これを平成36年度までの18年間で解消する財政再建計画を立案していますが、人口減少が続き、平成の時代に入っての5年ごとの国勢調査の人口推移は…

 平成 2年  2万0、969人

  〃 7年  1万7、116人

  〃12年  1万4、791人

  〃17年  1万3、001人

  〃22年  1万0、922人

  〃27年    8、843人

 昭和35年4月の人口11万6、908人を100とした場合、平成27年の8、843人は7.6に過ぎません。

 

 

 財政再建計画では、歯止めのきかない人口減少を踏まえて徹底した行政のスリム化と事務事業の抜本的な見直しを図り、さらに歳入増を図るために市民税や固定資産税、軽自動車税などを引き上げ、施設や市営住宅などの使用料を引き上げ、ごみ処理も有料化。

 市民にも累積赤字の解消に向けて負担を求めるだけに、行政のスリム化は徹底しており、平成18年当時の職員総数309人は平成27年には138人と半分以下。かつ給与は17%から29%削減。ボーナスや退職手当も削減。

 もちろん、市長など特別職の給与や議員報酬も削減。市長給与は月額86万2千円だったものを70%も削減して25万9千円に…、議員報酬は月額31万1千円だったものを42%削減して18万円に…といった内容でした。

 

 行政視察は、庁舎内の会議室を会場とし、期日限定に合わせて富士市議会をはじめ全国各地から4市議会、21人が参加。

 財政畑の職員が財政破綻に至った理由や、破綻後の財政再建と地域再生への取り組みを詳細に説明して下さいましたが、そこで感じ取ったことは、結果として財政破綻を招いたものの、国のエネルギー転換という、ある意味、不可抗力による石炭産業の衰微を受けて地域再生に挑戦した先輩諸氏への敬意であり、そして逃げ出すことなく艱難辛苦の道である財政再建と地域再生を歩み続ける、意気込みでした。

 その意気込みは説明の場に同席して下った議長からも強く感じられました。

 

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       行政視察、説明を受けた会議室で…

 

 前文が長くなりましたが、本題に入ります。

 

 行政視察の終了後、配布された資料の中に観光スポットとして映画『幸福の黄色いハンカチ』のロケ地を紹介するチラシがありました。

 

 映画『幸福の黄色いハンカチ』は、昭和52年(1977年)に公開され、第1回日本アカデミー賞最優秀作品をはじめ数多くの国内映画賞に輝いた山田洋次監督作品。夕張市が観光スポットとしているのは、主人公の島勇作(高倉健)と妻の光枝(倍賞千恵子)が再会を果たした黄色いハンカチが風にたなびく感動のラストシーンのロケ現場です。

 

 紹介チラシでは、映画公開40年を迎えたことから施設を全面リニューアルして今年4月29日にオープン。そのリニューアルでは理容店の外観はそのままにカフェにしたことや、老若男女を問わず“真の幸福(しあわせ)”を考え、感じられる聖地を目指したこと、運営はNPO法人の「ゆうばりファンタ」が担っていることなどが記されていました。

 

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    ロケ地紹介のチラシです

 

 行政視察終了は夕刻だったのですが、レンタカーで夕張市を訪れたこともあて「行ってみよう」となり、現地へ。

 すでに営業時間外で、山田監督の直筆メッセージなどが展示されている部屋に入ることは出来ませんでしたが、それでも風にたなびく黄色いハンカチ、それに炭坑住宅の外観から映画の場面が浮かび上がってきました。

 

 財政再建中、貴重な観光資源を守り、限られた予算でリニューアルを図り、幸福を考える聖地として再デビューさせる、夕張市の取り組みに頭が下がりました。

 

 ただ、公開から40年を経過。映画『幸福の黄色いハンカチ』を鑑賞した人達の高齢化が進んでいるだけに、夕張市の取り組みを広く知ってほしい、聖地に訪れてほしい、そんな思いから、ここに一文を記しました。

 

 自分もプライベートの時間を確保できる立場になった際には、妻、娘達、そして孫達を連れて、この地に…。健さん(高倉健)が男泣きした場面を黄色いハンカチの前で語ろう、そんな夢を描いています。

 

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             案内板です

 

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            同僚議員と…

 

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