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今時の高校、そして生徒は…(県立吉原工業高校80周年記念式典)

 縁あって先日(10月17日に)開かれた県立吉原工業高校の「創立80周年記念式典」に出席させていただきました。

 垣間見る範囲でしたが、今時の高校、生徒の実相、さらに工業高校としての教育方針にふれ、感極まるものがありました。「凄い、素晴らしい」、その一言に尽きます。

 オジサン世代は、青春群像に対し批判スタンスに立って「今時の若いもんは…」という言葉を発することが多いのですが、「安易に批判めいたことを言ってはいけない」、そんな反省も抱いています。

 

 富士市議会では、議員職務に応じて予算・決算審査を担っている富士市立高校の入学式や卒業式に出席しているほか、授業の一環として議員と生徒との交流の場が持たれていますが、県立高校との接点は皆無に等しいだけに市議の立場の自分にとって貴重な体験でした。

 

 感動を得た返礼の思いを込め、その一部を、ここに紹介します。

 

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  式典会場は体育館でした

 

 記念式典は、学校と同窓会組織の吉峰会、後援会、PTAが協調しての取り組み。二部構成で、第1部が式典、第2部が記念事業で、所要時間は3時間でした。

 

 第1部の式典は、実行委員長を担った吉峰会の熊倉征志会長の挨拶、深澤富士夫校長の式辞、来賓祝辞と紹介、生徒代表の言葉、校歌斉唱。

 

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      挨拶を述べる吉峰会の熊倉会長

 

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         式辞を述べる深澤校長

 

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          誓いを述べる生徒代表

 

 そのうち生徒代表の言葉では、授業成果の発表を兼ねて産業交流フェアなどに参加していることを伝えたほか、「野球部は市民福祉まつり、吹奏楽と応援団は地域イベントに参加、模型部は岳南電車とのコラボ、バレーボール部は特別支援学校との交流などに取り組み、地域社会に貢献する生徒が多い」との自負を示しながら、「先輩が築きあげて下さった伝統と吉工魂を受け継ぎ、地域に愛される学校の生徒であることに自信と誇りをもって歩み続けることをここに誓います」と力強く述べました。

 

 第2部の記念事業は、映像をもって『吉工の歩み』を紹介したほか、応援団と居合道の演武、特別表彰、新技術研究発表。

 

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            応援団の演武です

 

 そのうち特別表彰を受けた野球部のメッセージ、「本校野球部は、『いい選手である前にいい生徒であれ、いい生徒である前にいい人間であれ』を目標に取り組んできた」が心に響きました。

 

 教員と生徒が合同で取り組んでいる新技術研究発表は、スライドを使用して「クリーンエネルギーの研究」、「地面効果型鉄道輸送システムのエアロトレインの研究」、「プロジェクションマッピングによる映像表現の研究」、「障がい者の視点から見た支援機器製作(交流活動とアシストスーツの開発)」の4件。そこには、工業高校で学ぶ授業が、より便利で、人間らしい生活に向けての未来の扉を拓くことになる、その強烈なメッセージが放たれていました。

 

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      新技術研究発表はスライドを使用して…

 

 

 

 【静岡県立吉原工業高校とは…】

 

 所在地は富士市比奈2300番地。

 昭和13年4月9日に東京人絹蠅「東海興業学舎」を設立して、その第一歩を踏み出し、昭和14年3月3日に「田子浦工業学校」に改称。昭和18年10月7日に東京人絹蠅ら大昭和製紙蠅坊弍弔鮠渡。

 昭和32年4月1日に「静岡県立工業高校」として新たなスタートを切っているが、現在地に新校舎を建設しての完全移転は昭和34年4月1日だった。

 施設整備が進み、科の新設も行われ、昭和38年度には全校定員960人を数えている。

 その後も工業高校としての施設整備が進み、工業都市・富士市を支える人材を送り出してきたものの、平成4年度以降、大学進学に向けての普通科を有する高校志向の高まり、それに少子化の影響によって学級減の措置が図られ、平成29年度の全校定員は640人となっている。

『冬はましろく 夏は青き…』で始まる校歌の作詞者は井上靖、作曲者は芥川也寸志である。

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