第48回衆院選は10月22日、投票が行われ、即日開票の結果、5年近くにわたる安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営に有権者の審判が下されました。
新聞、テレビなどメディアが伝えた事前の選挙情勢通り、自民が圧勝。本県の小選挙区では、旧・富士市を主地盤とする5区で希望の党の細野豪志氏、旧・富士川町の選挙区である4区では自民党の望月義夫氏が大差をもって再選を果たしました。
今回選では、新党・希望の党を中心に野党が迷走。「選挙は終了したものの、その迷走が続くのでは…」と推測しています。
もう1点、今回選では、野党の迷走もあってこれまでになくニュースやワイドショーでの選挙戦の扱い比率が高かった、そう受け止めています。
さらに、改正公職選挙法によりウェブサイト等を利用した選挙運動が緩和されたこともあって有権者の関心も高まり、その高まりを捉えた格好で週刊誌が「そこまで書くか」といった感じの記事を掲載しています。
これはまた、「政治の道を目指す者は、選挙運動や情報発信の在り方を根本的に見直すことが突き付けられた」といえるかもしれません。
以下、本県5区と4区の開票結果を記します。カッコ内は前回第47回衆院選(平成26年12月14日投開票)の得票数です。
【静岡5区】 投票率55.22%
細野 豪志(希望前) 13万7、523票
(14万3、012票)
吉川 赳(自民元) 9万2、467票
( 8万4、574票)
井口 昌彦(共産新) 2万0、750票
【静岡4区】 投票率53.72%
望月 義夫(自民前) 9万6、243票
( 9万2、416票)
田中 健(希望新) 5万7、581票
松原 聡(共産新) 1万8、437票
投票前に発刊された週刊誌の新聞広告です