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“文芸の力”、小豆島からの感動の蘭の祝い花

 先日(3月10日)、富士市蓼原のロゼシアターで開かれた市主催の『ふじ市民文芸』第54号の表彰式に続く、出品者のふれあいイベントである文芸フォーラムでのこと、司会者が、発送者が小豆島と記された出品者宛の蘭の花を紹介。“文芸の力”を改めて実感する感動の祝い花でした。

 

 きょうは、「ちょっと、いい話」を。

 

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『ふじ市民文芸』第54号の表紙です

 

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届いた蘭の祝い花です

 

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発送者は小豆島のみです

 

『ふじ市民文芸』は、小説、児童文学、随筆、詩、短歌、俳句、川柳など7部門があり、毎年、8月末を締め切り日にして作品を募集。県内外の文筆家に依頼しての審査で第1席の市民文芸賞などを決め、応募作品の約50%にあたる入賞・入選以上の作品を収録した作品集を発行。表彰式は、その作品集の発行に合わせてのものです。

 

 一方、表彰式に続く文芸フォーラムは、『ふじ市民文芸』の発刊に向けて校正・校閲などを担当する編集委員会が「出品者相互、ふれあいの場を」と実行委員会を組織して取り組んでいるもので、文芸講演会、昼食会、コーヒータイムで構成しています。

 編集委員会の委員は、『ふじ市民文芸』の常連出品者を中心とした文芸愛好家に委嘱されています。

 

 自分、海野しょうぞうは、昨年度をもって委員を退任したのですが、第54号の本年度の『ふじ市民文芸』では、文芸仲間が多数、入賞・入選していることから「一言、お祝いの言葉を」と会場に出向き、そこで感動の蘭の祝い花にふれ、「ちょっと、いい話」を聞くことができました。

 

 祝い花は、随筆の部で奨励賞に輝いたOさん宛に会場に届いたものです。

 表彰式から文芸フォーラムに移る際、司会役を担当した編集委員会代表の石田正洋さんは、「皆さん、聞いて下さい」と切り出し、以下、次のようなことを話されました。

 

「Oさんは、かつて仕事で小豆島に滞在。地元の人達とも交流を重ね、『ふじ市民文芸』には、その小豆島での思い出や、自然、風土、人情などを題材とした小説、随筆を書き続けている。会場に届いた蘭の祝い花の送り主は『小豆島』とだけ記されている。また、Oさんに心当たりはなく、瀬戸内海に浮かぶ小豆島の方が、本年度第54号の『ふじ市民文芸』にOさんの作品が入賞、収録されていることを、どう知り、読んだかも定かでない。ただ、一つだけ事実であるのは、文芸には人と人を結ぶ力がある、それである」

 

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祝い花を伝える編集委員会代表の石田さん

 

 実は、Oさんは昨年度、平成28年度の『ふじ市民文芸』第53号では小説の部に作品を出品。この作品も本年度の随筆とは違う小説であったものの瀬戸内海と段々畑の小豆島の風光明媚な自然を背景に、小豆島八十八カ所の霊場を巡る、ある不条理な人生を歩んだお遍路さんを描き出しものでした。

 自分は、編集委員最後の任務としての小説と児童文学の校正・校閲を担当。審査結果は、市民文芸賞に続く奨励賞に輝いた作品で、鮮明に、その内容を記憶、一校時には、本来業務である校正・校閲を忘れて読み進んだことを思い出しています。

 

 あれこれ石田さんと送り主を模索、「富士市はウェブサイトで『ふじ市民文芸』の発刊を発信しており、それをキャッチした小豆島のOさんの知り合いが本屋から取り寄せ、小豆島一同という感覚で表彰式会場に送ってきたのでは…」と推測しています。

 

 文芸作品で繋がった富士市と小豆島、こんな関係で人の輪が広がると素晴らしいですネ。

 

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