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今年も、亡き母のモクレン、満開に…

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 ここにアップしたモクレン(木蓮)満開の写真、塀に掲げてある『海野しょうぞう後援会連絡所』の看板から「我が家です」と記したいのですが、我が家には庭という空間がありません。富士市岩松の実家です。

 

 ご先祖様に感謝の気持ちを伝える3月21日の春分の日、あれこれあって墓参り、そして実家の仏壇に線香を手向けることもできず、きょう25日になって実家に行ってきました。

 

 門の脇に植えられているモクレンが今年も満開。家督を継ぐ兄が「春分の日は蕾だったが、ここ2日間で一気に満開になった」と話し、それを聞いて愛(め)でる気分が一瞬にして萎縮、「亡き母が満開のスイッチを入れずに待っていたのかしれない。すまなかった」、そんな思いが澎湃(ほうはい)として湧き上がり、しばし、亡き母のモクレンを偲んできました。

 

 

 このモクレンは、自分が中学時代、もう半世紀も前、自宅改築時に母が植えたものです。

 実家は専業農家で、自分が17歳、高校2年の時に亡くなった父は長く病床に臥し、働き手は母と兄達でした。

 そうした中で農家ゆえの僅か現金収入をコツコツと積み立て、“貧農”を象徴するような老朽化した自宅を改築。

 我が実家だけでなく当時の専業農家は、自給自足に向けて敷地内に各種の野菜を栽培。樹木も食料確保に向けてのミカン、ビワ、お茶、柿など。我が家には、確かイチジクもありました。

 

 そんな中で母が自宅改築時に鑑賞花木のモクレンの苗木を買い求め、門の脇に植えたのは自分への褒美だったのかしれません。

 

 母が亡くなって33年、実家は10数年前に長兄が改築していますが、母のモクレンは枯れることなく、移植することもなく、毎年、同じ場所で咲き続けています。

 かなりの巨木となり、また、かつては路線バスも走っていた道路に面していることもあって満開時には鑑賞に訪れる方もいるようで、兄が「きょうも親子連れが観にきた」と嬉しそうに話していました。

 

 歴史の教科書に載らなくても人は何かを残せる。自分は、何を残すことができるか…、亡き母のモクレンから、そんなことも考えた一日でした。

| - | 22:06 | comments(2) | - |
コメント
お母さんが植えたモクレン、満開できれいですね。泣ける話です。私も花が好きで色々植えています。幼稚園児だった孫たちが「おばあちゃんち、草だらけ」といいました。「草じゃないよ、みんな花だよ」と私はいいました。
桜もモクレンも春が来たことを知らせてくれる、大好きな花です。今年も桜草の鉢植えをあちこち配りました。
| 佐野のぶ子 | 2018/03/26 3:31 PM |
佐野のぶ子さん、コメントをお寄せ下さり、ありがとう、ございます。
ブログやフェイスブックですが、皆さんに観ていただき、亡き母も喜んでいると思います。
| 海野しょうぞうです | 2018/03/26 6:17 PM |
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