富士市も寒気襲来で開花が遅れていたソメイヨシノなどの桜が、ここにきて一気に開花、花見シーズンを迎えました。
こうした中、自分、海野しょうぞうの所在区である鷹岡地区の一級河川、潤井川左岸の桜並木が24日からライトアップ、昼間とはひと味違ったライトに浮かび上がる夜桜が“幽玄的な日本の美”を醸し出しています。期間は4月13日(金)まで。午後6時から同9時。
ライトに浮かぶ夜桜です
今年で30回目を迎える鷹岡地区の『さくら祭り』は、現在、富士西公園で開かれているものの、潤井川左岸の桜並木は富士市を代表する桜名所の一つ、加えて地元住民によって誕生したことから祭り主催の鷹岡地区まちづくり協議会は会場変更後、富士土木事務所を通じて県のリバーフレンドシップ制度に登録、行政と住民による協働事業として河川護岸の清掃活動に乗り出し、さらに、『さくら祭り』の盛り上げイベントの位置付けをもって桜並木の地元区である久沢南区の担当でライトアップも図っています。
そのライトアップ、予算的な事もあってライト不足は、まつり提灯の利用でカバーしているものの、それでも「暗ぼったいなぁ〜」。
しかし、地域を愛する心の発露としてのライトアップなだけに、多くの人達が地元へのエールを込め、ライトに浮かび上がる夜桜を楽しんでいます。
こんな感じです
桜並木の所在地図(ピンクの部分)です
この桜並木、その数50本余。現地に平成7年3月に当時の鷹岡地区のまちづくり推進会議と生涯学習推進会が連名で設置した『桜並木記念板』には、次のように記されています。
「ここ潤井川の滝戸左岸堤にある桜並木は、昭和44年から5年余をかけ、当時の住人、勝又藤雄、芳子夫妻及び近隣住民により植樹されたものであり、樹木愛護と自然愛護あふれるご夫妻の手で守り育てられてきました。このご努力は並々ならぬものと思われます。現在は、立派な成木となり、毎年、春先には桜花が川辺を染め、人々の憩いの場なっています。当地区では、この地を『まちづくりと生涯学習の場』と定め、平成元年から『さくら祭り』を開催、多勢の人々で賑わい、桜並木は当地区の明るいまちづくりに大きく貢献しています。『第7回さくら祭り』の開催にあたり、久沢南区区民の労苦に感謝し、広く皆様にご理解いただけるよう、この記念板を設置する」
記念板です
以下は、昼間にショットしたビューポイントです
鷹岡さくら祭り、4月7日開催です
一方、富士西公園を会場にした、30回目となる今年の『さくら祭り』は4月7日(土)に開催。午前9時から午後3時まで。開会式は午前10時から。荒天の場合は順延。
今年2回目の取り組みとなる祭りのメインイベントで、郷土の歴史を伝える曽我兄弟武者行列は午前9時に着替え会場である鷹岡まちづくりセンターを出発。公園到着は午前9時15分頃で公園内を一巡。
祭りには、恒例のさくら姫をモデルとして写真撮影会も行われ、祭りのラストを飾る投げ餅は午後3時5分から。
夜桜見物、そして『さくら祭り』に出掛けてみませんか。