スポーツ競技団体で組織する富士市体育協会(山野政宏会長=空手道連盟所属)の「平成30年度総会」が今夜(4月25日)、消防防災庁舎で開かれ、本年度予算や事業が決定しました。
総会には、協会加盟の各競技団体の代表など90人余が出席。自分、海野しょうぞうは、新体操協会会長という立場の出席で、来賓として祝辞に立った小長井義正市長の新総合体育館建設に対する発言を注目したのですが、「本年度は基本計画の策定に取り組む。皆さんの意見を受け止めていきたい」と述べたにとどまりました。
新総合体育館建設は、20年余も前に建設計画案が打ち出された長年の課題で、体育協会としては長年にわたる念願です。
建設場所は、大渕の総合運動公園内と内定しており、平成28年11月定例会では総合体育館建設基金条例が制定されています。
具体的な場所や、その規模、事業費、建設年度について市長は、「平成30年6月までに構想をまとめ、30年度中に基本計画を策定」としており、その6月まで、あと2カ月という時点での総会、さらには体育協会が建設募金活動に取り組んでいることも踏まえ発言を注目、「基本計画のたたき台となる市の構想を示すのでは…」とリップサービスを期待していたのですが…。
計画、予算を審査、判定を下す市議会への報告は、これから…という点に配慮したのかもしれません。
いずれにせよ、総合運動公園内にある市営温水プールの存廃を含め、新総合体育館構想の公表が待たれるところです。
式辞を述べる山野会長
祝辞を述べる小長井市長
富士市の体育協会は、「生涯を通じ健康で明るい人生設計を実現するため一層組織の強化充実を図り、市民一人一スポーツの実現を目指し、明るい街づくりに貢献」を目的に掲げ、市内のスポーツ競技団体41団体で組織。事務局を富士市の市民部スポーツ振興課内に置いています。
加盟する各競技団体が、それぞれの競技レベルの向上や競技人口を目指す中で体育協会は、市全体のスポーツの正常な発展を目的に
・指導者の養成、資質の向上と指導活動の活発化
・スポーツ諸施設の設備、拡充
・スポーツ行事の開催と参加の奨励
・スポーツ団体の育成強化
などに取り組んでいます。
活動の線上で会報『体協だより』を発行しているほか、ホームページ
を開設、リアルタイムで情報を発信しています。
http://www.fuji-taikyo.jp/
※総会で配布された本年度の予算や事業計画などのページをアップしました。