2018.05.01 Tuesday
屋根より低い鯉のぼり
きょうから5月。今年は複雑な思いで5月を迎えました。市議3期目の任期も残りあと1年…、加えて屋根より低い我の家の鯉のぼりがオーバーラップしての複雑な思いです。
言うまでもなく鯉のぼりは、江戸時代に武家で始まった男児の出世と健康を願う風習で、今では5月5日の“こどもの日”を捉えて飾るようになっています。
我が家にも同居する娘夫婦に第1子の男児が誕生した10年前から鯉のぼりが登場していますが、童謡の歌詞にある「屋根より高い…」ではなく、「屋根より低い…」鯉のぼりです。
自分は農家の5人兄弟の末っ子。結婚生活はゼロから、安アパートからのスタートで、30代半ばに猫の額ほどの土地を購入、そこにマイホームを建てたものの、庭といえるスペースはなく、かつ周囲はゴチャゴチャした住宅街。
とあって鯉のぼりはミニチュア版の「屋根より低い…」となったのですが、先日、幼馴染みの親友から「観にきてくんな!」と連絡を受けて訪れ、目にした屋根よりも高い自慢の鯉のぼりとの比較、さらには人生の下り坂という立場も踏まえ「家族に申し訳ない」、そんな思いを抱いています。
夕刻、笑みを浮かべて鯉のぼりをしまい込む孫達の情景は、自分にとって、ある意味、辛い情景でした。
「たかが鯉のぼり…、人生、これからが勝負だ」とは思うのですが…。
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