富士山と桜花のビューポイント、富士市内の富士西公園で4月7日に開かれた「鷹岡地区さくら祭り」を再現する写真コンテストの作品展が、今、鷹岡まちづくりセンターの2階ロビーで開かれています。24日(木)まで。時間はまちづくりセンター開館時間内。ただし、第3日曜日の20日(日)は休館。鑑賞は、もちろん、無料で
す。
写真作品展の会場です
さくら祭りは、まちづくり協議会(松田幸雄会長)が、「まちづくりの基本は住民相互のふれあいから」との認識をもとにソフト面のまちづくり事業として毎年、桜開花のこの時期に開催。今年で30回目でした。
写真コンテストも組み込み、今回は市内外の30人から108点の応募があり、静岡二科写真部の薩川高宏さんに審査を依頼。第一席の会長賞には地元の斉藤伸也さん(久沢)の作品『若武者』が選ばれました。
この作品は、昨年のさくら祭りで「地域の貴重な歴史を後世に伝えたい」と復活させた日本三大仇討ちの一つ、曽我物語の武者行列をショットしたもので、「若さにあふれ、祭りを楽しむ様子が伝わってくる」としての第一席です。
金賞に選ばれた斉藤伸也さんの作品『若武者』です
作品展には、会長賞をはじめ第2席の優秀賞、入賞、審査員特別賞などの作品を展示。祭りをショットした作品だけでなく、応募規定は「今年の桜花シーズン中の地域の作品も対象」としていることから桜花をショットした作品も展示されています。
金賞以外の入賞・入選作品は次の通りです。敬称略。展示からの撮影のため光反射がありほか、一部トリミングしてあります。ご了承下さい。
【優秀賞】
三神壽明さんお作品『ご接待』
岡田利春さんの作品『祭りを楽しむ』
【入選】
横山博さんの作品『ちびっこモデルも勢ぞろい』
市川晴英さんの作品『あの日の想い出』
小野正之さんの作品名『さくら姫』
高橋正雄さんの作品『陽春の清流』
北詰浩子さんの作品『おもしろい!』
【審査員特別賞】
長谷川壽男さんの作品『わんぱく4人組』
渡辺定幸さんの作品『みんな、待って』
自分は、鷹岡地区在住で、地区民の一人としてさくら祭りに雑用係として参画しています。
前職のローカル記者という職種、それに、多分、資金不足から依頼を受け写真コンテストの審査を担ってきましたが、5年前に「コンテストには定期的に審査の目の変更が必要」との持論から辞退。
立ち位置が審査から鑑賞側になったことで「コンテストに挑戦を!」との思いがありますが、撮影機材は所持しているものの、いつも携帯しているのはプロフェッショナル用の重い、かさ張る機材ではなく小型カメラ。
「…挑戦を!」の前に横着をしている撮影姿勢を改めることが必要で、加えて今回の応募者の熱意と撮影技術を駆使した作品に接し、応募に向けては「技術面でも一から勉強を」です。
「写真撮影、コンテスト応募は、老後の愉しみに…」なんて思いもありますが、こんなこんじゃ、入賞・入選、とても“無理、むり、ムリ”ですよネ。