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研修会『熊本地震の被災状況と復旧』に参加しました

 きょう5月28日午後、富士市庁舎で『熊本地震の被災状況と復旧』と題した研修会が開かれ、市議会議員にも案内が届いていたことから参加、改めて地震の脅威を認識、復旧に向けての体制整備の重要性を学ぶことができました。

 

 熊本地震は、2年前の2016年4月14日以降に熊本県と大分県で相次いで発生した内陸部における活断層地震。前震と本震があり、九州地方では初の震度7を記録したほか、6強が2回、6弱が3回記録され、揺れが多発したことや活断層地震でも長周期地震動が発生することを示したのが特徴。さらに、「大きな地震は起きないのでは…」とされていた地域なだけに「地震列島日本、どこでも激しい揺れの地震が発生する不安がある」を突き付けています。

 

 今回の研修会は、富士市上下水道部と富士市水道指定工事店協同組合(服部愛一郎理事長)が協調しての取り組み。協同組合は昨年10月に現地視察に訪れているものの視察が中心で、震災当時や復旧状況を詳しく聞き取る時間がなかったことから、今回、研修事業として地元の関係者を講師に招いたものです。

 

      開会の挨拶をする服部理事長

 

 講師は、熊本市管工事協同組合事務局長の松田明浩氏と最も被害が甚大だった益城町(ましきまち)管工事事業協同組合代表理事の北村信也氏の2人。スクリーンに震災直後の被害状況や復旧作業の取り組みなどを映写しながら話を進めました。

 

        研修会資料(表紙)

 

    家屋倒壊現場での配水管の仮設配管作業状況

 

       益城町木山地区の被害状況

 

 松田氏は、開口一番、「熊本県民は、熊本では大きな地震は絶対起きない、みんな、そう思っていた」と話し、その上で「96本の水源がすべて停止、熊本市の全域32万6千戸が断水した」と述べ、上水道の状況をもって熊本地震の被害規模を示しました。

 この被害状況の中、飲料水確保が最重要であることから「大きな余震が続く中、修理・復旧作業を進めた」とし、その作業の反省として「情報を共有してロスをなくすことが必要」としたほか、地震発生時の応援部隊の受け入れについて「(応援部隊に)対応する人員を決めておくことや、宿泊先、食料確保なども決めておく必要がある」としました。

 

           講師の松田氏

 

 一方、北村氏は、余震に家族がわななく状況下、「後ろ髪を引かれる思いで給水や修理・復旧に出動した」と語り、益城町の被害の特徴として「2値召砲錣燭辰特覗悗ずれ、太い、堅牢な水道管も弓のように変形、甚大な被害だった」とし、その被害状況を写真で示しました。

 最後の北村氏の言葉が印象的でした。

「(益城町の)住民として復旧・復興に頑張っていきたい」

 

          講師の北村氏

 

 質疑・応答を経て研修会は終了となりましたが、この終了後、松田氏は、演壇に置いた熊本県PRマスコット・キャラクターの“くまモン”を手にしながら「一つ、皆さんにお願いが…」。熊本市のシンボルで、今回の地震で甚大な被害を受けた熊本城のパンフレットをもとに「完全に復興するまでは、あと20年余かかるものの順調に復興作業が進んでいます」、続けて復興見学ルートも開設してあることを示しながら「ぜひ、熊本に…」と呼び掛けました。

 

 

        くまモンです

 

 熊本城復興紹介のパンフレット(表紙)

 

  天守閣復旧整備工事を伝えるページ

 

 近年、郷土愛と、自分自身が都市を構成する一員であると自覚しての郷土への誇りを持つことを意味するシビック プライド(Civic Pride)という言葉が使われるようになりましたが、「松田氏の都市PRパフォーマンスの根底にはシビック・プライドある」、それを感じ、さらに熊本の強さも感じ、「富士市民として見習わなくては…」、そんな思いも…。

 

 得るものが多い研修会でした。

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