2018.07.21 Saturday
巨大な優良企業、トヨタが東富士工場の生産終了へ
あまりの暑さにエアコン(冷房)依存が高まり、体調不良に…。で、昨晩はエアコンなしで床に就いたものの熟睡ならず、微睡(まどろ)む程度。「エイ!」と飛び起き、寝ぼけ眼で朝刊紙面に目を向けた途端、「あっ!」と驚く記事に一気に眠気が吹き飛びました。
購読紙(静岡新聞)1面に4段見出しで掲載されていた『トヨタ東日本東富士工場 20年生産終了』の記事です。
記事によれば、「現在、裾野市御宿にある東富士工場の乗用車生産を2020年12月末までに終了、勤務する従業員約1100人は東北地方へ異動。20日に開いた取締役会で正式決定した」。
購読紙(静岡新聞)に掲載された記事です(一部)
トヨタは、日本を代表する巨大、かつ優良企業とされている中での今回の生産終了は「生産効率を図るのが狙い」(新聞記事から)。
次代に向けての経営戦略といったところですが、東富士工場は1967年に関東自動車工業(当時)の乗用車開発・生産拠点として完成しており、半世紀もの間、裾野市の発展を支えてきました。
裾野市の人口は約5万2000人で、異動となる従業員約1100人の比率は2.12%。従業員家族を含めれば、その比率は5〜6%に…。
5%、約2600人と仮定して人口約24万6000人の富士市に置き換えれば約1万2300人という数になります。
この数からして財政をはじめとする市政への影響の大きさが窺い知れます。
富士市は工業都市。ゆえに、自由競争下にある企業の経営戦略から今回と同様な事例が、いつ富士市に起きるとも限りません。
今回のトヨタ富士東工場の生産終了決定を受けての今後の裾野市の対応、それを議会に身を置く者として、しっかりと見詰めていかねば…、です。
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