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ヒッピーの青春群像を伝える近藤正寛さんの感動の写真展、開催中

 1960年代から70年代にかけてアメリカから日本に伝わり、社会や芸術文化に異彩を放ち、“ヒッピー”と呼ばれた青春群像を再現した近藤正寛さん(山梨県南部町)の写真展『フリーク㏌`75』が、今、富士宮市万野原新田のRYUギャラリーで開かれています。9月9日(日)まで。午前11時から午後5時30分。入場無料。作品の一つ一つが、さまざまなことを語りかけるオススメ展示会です。展示作品の作品集も販売しています。

 先日、友人を誘って会場へ。以下は、鑑賞雑文です。

 

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 今回の展示会の作品集です(表紙部分)

 

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         会場の案内地図です

 

 近藤さんは富士高校から茨木大学に進み、大学時代は写真に没頭。大学に籍を置いていた1975年、24歳の時に“ヒッピー”と呼ばれた、新しい生き方を模索した若者達の実相を追い求める撮影活動に入ります。

 コミューンと呼ばれるヒッピーの共同体の一つがあった京都大学キャンパスから「ヒッピーの聖地」とされた鹿児島と奄美大島の間にあるトカラ列島の諏訪之瀬島までヒッピー達と寝食を共にしての撮影活動。その移動も寝袋を持ってのヒッチハイクで、ヒッピー達と同じ目線に立つ中、社会の価値観や芸術文化の既成概念からの脱出を試みるヒッピー達の内面の作品化を試みています。

 

 これはまたプロカメラマンを目指していた近藤さんの「既成概念を瓦解する中に芸術の発展がある」、それを信じての写真芸術への挑戦だったのかもしれません。「綺麗」とか「美しい」といった言葉で表現される写真芸術の新たな可能性への挑戦、そんな言葉にも置き換えられます。

 

 展示作品はモノクロ(白黒)の35点。1975年当時のヒッピーをテーマにしたもので、すでに発表、作品集も江湖に送り出していますが、「今回は、『ヒッピーを知らない人が増えているので…』という(RYUの)オーナーの山仲さんのリクエストに応えてのリメイク展」とのことです。

 

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          展示会場 その1

 

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          展示会場 その2

 

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      資料コーナー(右が近藤さんです)

 

 実は、近藤さんは、自分の前職時代の同僚。富士・富士宮地域を購読エリアとするローカル紙・富士ニュースの編集部に在籍していました。

 カメラマン志望で入社したのですが、「写真撮影だけ」とはいかないローカル紙、カメラマン兼記者として仕事を続け、今から14年前、55歳の時に退職しています。

 

 30年余の長きにわたる同僚で、性格も考えも大きく違ったものの、それを認め合い、そして「マスコミとは…、ローカル紙の歩むべき方向とは…」が一致していたことから自分は“コンチャン”、近藤さんは自分のことを“ウンチャン”と呼び合う仲でした。

 

 近藤さんの退職は、記者活動と並行して企画調整部長として陣頭指揮に立っていた社内のIT化を軌道に乗せたこともあってのことで、退職後は本格的にカメラの道へ一直線でした。

 

 プロカメラマンとしての仕事に取り組みながら、写真芸術家としての活動にも精力的に取り組み、これまでに作品集『旅の記憶』や『竹林の詩』、さらに撮影旅行の作品集の『フランス紀行』『トルコ冬紀行』『モンサンミッシェル』などを刊行。

 いずれも、あのヒッピーの若者達の実相を追った視点をもっての撮影で、味わいのある、物語性をもった作品集です。

 これらの作品集も今回の会場に展示、鑑賞することができます。

 

 親友・友人の1人として多くの方に鑑賞してほしい、それを願っています。

 

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         作品集コーナーです

 

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         近藤さん(右)と会場で…

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