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コンピューターゲーム時代に挑戦? 新体操の初心者教室

 縁あって会長を仰せつかっている富士市新体操協会は、この10月、市立富士体育館内の剣道場を会場に3回シリーズの「初心者教室」を開いています。
 小学生女児を対象とし、今年は8人の申し込みあり、少しばかり不安をのぞかせながらも初めての新体操に取り組む姿は、何かほのぼのしく、その姿に「何があっても負けない子に…」、そんな思いで声援を送っています。

 

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            教室会場で…

 

 富士市新体操協会は、新体操部を有する県立吉原高校と市内のクラブチーム4チームによって10年前に発足。「チームの枠を越え切磋琢磨して競技力の向上を目指そう」のほか、練習を重ねても選手枠によって大会に出場できない選手にも「演技披露の場を」と年1回、年齢別、実力別の協会大会を開催、さらに「新体操競技人口の拡大」などを目的にしての発足でした。

 

「初心者教室」は、その「新体操競技人口の拡大」の実践で、指導は協会スタッフが担い、教室終了後、「続けたい」という教室生にはクラブチームを紹介することになっています。

 

 新体操は、りぼん、こん棒、フープ、ボールの4種類の手具を使用しての個人と団体の演技。器械体操のようなアクロバットな演技は禁止され、徒手体操とバレエを融合させた芸術性も重要な要素を持つスポーツです。

 

 本年度の「初心者教室」の使用手具は“りぼん”。3回コースのうち第1回目の前半は柔軟体操、後半は手具操作の基本。参加した8人は全員、新体操初体験でしたが、後半の手具操作では「目標はオリンピックの金メダルだ」、そんな思いがあふれ出るような感じで、いきいきとしていました。

 

 小学低学年が、ほとんどのため、送迎担当の保護者の皆さんも会場に滞在、1時間半の練習を見守って下さりました。

 

 開講式では、その保護者の皆さんに向け「お子さんが、この3回シリーズの教室で少しでも新体操に興味を抱き、『続けたい』と言ったら、ぜひ、クラブチームに入り、続けさせてあげて下さい。大会出場の選手になれなくても、友達をつくる、挨拶など礼儀を習得など、子ども達が歩む未来に向け、多くの生きていく上で大切なことを身につけることができるはずです」とお願いしました。

 

 好むと好まざるに関わらず、子ども達に学力向上を突き付ける、今の日本にあって、子ども達がいろんなことに興味を抱き、それを体験させてあげること、自分は「大切なことだ」と思っています。

 加えて、子ども時代に大切な“遊び”の分野ではコンピューターゲームが浸透、個の遊びだけでなく最近ではネットを通して対戦する仲間同士の遊びにも広がる中、決してICT社会を否定するわけではなく、「コンピューターゲーム時代に挑戦!」といった大げさな思い上がりはありませんが、子ども遊びを考える上でも集団の中で心を一つにして汗を流し、満足感を得られるであろう、この新体操初心者教室を「続けたい、続けてほしい」と願っています。

 

 3回目の最終回は20日で、この日は、グループに分かれてのリボン演技で教室を締め括ることになっています。

 

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