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富士市議会建設水道委員会視察報告パート1                      奈良県生駒市の空き家流通促進プラットフォーム

 

 富士市議会は、9月定例会と11月定例会の中間である、この10月、4つの常任委員会が委員会単位で年1回の視察に出掛けています。

 

 全国の地方自治体の先進的な取り組みを把握、市政に反映を目指すことを目的に掲げていますが、最近では「失敗事例の把握も必要では…」という意見も…。
 前文は、この程度にして自分、海野しょうぞうが所属している建設水道委員会は10月24日に奈良県生駒市の「空き家流通促進プラットホーム」、25日に大阪府富田林に移動し同市の「浄化槽整備促進事業」を把握してきました。

 2回シリーズでブログとフェイスックに視察状況を記します。

 通常は口頭語としていますが、簡潔な表現が求められる報告書であることから文章語とさせていただきます。ご了承下さい。

 

【生駒市の概要】

 初日に訪れた生駒市は、奈良県北西部に位置する市で、2018年9月1日時点の推定人口は11万7,499人である。

 江戸時代に創建された生駒聖天・宝山寺の門前町として発展。現在は、大阪市や奈良市のベッドタウンとして知られ、また、大阪都市圏中心部への通勤率は奈良県内で最も高い。

 2010年の国勢調査では、県外就業率が56.2%で、全国の市町村の中で最も高い比率であることが分かった。

 

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 生駒市議会本会議場で…(向かって左は井出晴美議員です)

 

【視察内容】

 高齢化と核家族化などを背景として、近年、空き家問題が深刻化している。

 この空き家問題に対して生駒市では、2015年5月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法」の趣旨や、市が抱える事情を踏まえて総合的かつ計画的に空き家対策を実施するための「生駒市空家等対策計画」を策定、その計画期間を2018年度から2027年度までの10年間としている。

 計画策定を前に外部委託をもって行った空き家実態調査で「空き家」と判定した建物は2017年3月時点で1,444棟、空き家率は2.8%となっている。

 すでに生駒市では、空き家防止に向けて中古住宅の改修・解体・取得にかかわる助成制度を設けており、こうした中、すでに空き家となっている建物の流通促進を目的とする「いこま空き家流通促進プラットホーム」(以下、プラットホーム)という。)を2018年5月に立ち上げている。

 各分野の専門家が集い、空き家の流通促進を目的とした全国初の試みで、次の3点が特徴。

 

 1、市が持つ空き家情報をプラットホームに提供。

 2、一つ一つの物件についてカルテを作成し、オーダーメイドの対応を行う。

 3、プラットホームが中心となり、専門家が協力して流通促進に向けた具体的な支援を所有者に行う。

 

 つまり、空き家バンクを進化、官民協調の体制で空き家の活用を目指そう、というものだ。

 プラットホームは、生駒市と協定を結んだ不動産関連団体により構成。その業種は、宅建士、建築士、司法書士、銀行、NPO、土地家屋調査士、建築施工事業者などとなっている。

 5月の設立後、6月から空き家流通促進検討会議を月1回開くなどプラットホームが本格稼働しているものの、活用という結果が出てくるのは「これから」となる。

 

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【視察所感】

 担当の生駒市都市計画課住宅政策室のスタッフからプラットホームの概要説明を受けた後の質疑では、「活用促進に向けての補助金制度は…」に対して「業者から、そうした声もあがっているが『補助はないです』ときっぱりとお伝えしている」とのことであった。

 さらに、これまでの経過からプラットホームの事務局機能は市が担っているものの「独立してくれたらいいなと思っている」との意見も受けた。

 全国初の取り組みである生駒市のプラットホームが、今後、どうような成果を出すのか注目されるところであるが、一つ、気になったのは3点の特徴の一つである「市が持つ空き家情報をプラットホームに提供」である。

 市が、守秘義務が求められる個人情報を業者に提供、それを「協定書締結」だけでクリアできるものか…、その点である。

 しかし、空き家問題は、多面的な弊害が指摘されているだけに「既成概念を瓦解(がかい)して取り組まなければならない深刻な問題」、そう言えるかもしれない。

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