<< 着々と正月準備、書き初めの予行演習…?に参加&常葉大学富士キャンパス跡地にホテル建設・開業へ | main | 平成最後の頂上決戦、富士山女子駅伝、名城大が初優勝! >>
凄いぞ! 水循環処理の完全循環型バイオトイレ

 今年も、きょうを含めて、あと5日間。一つ、やり残したことがあり、ここに記します。会派視察の報告ですが、民間企業の視察ゆえブログやフェイスブックにアップしていいものか…と迷っていた中での、やり残しです。「多くの方に知ってほしい」、その思いが募り、気合いを入れて執筆しました。

 長文になりますが、富士市森島に本社を置くK社(社名の頭文字です)が製造、販売している水循環処理方式のバイオトイレの紹介です。

 

 名山などの観光地のトイレは、水道施設がないことや排水処理にも課題があることから汲み取りが多く、イベント会場に設置されている仮設トイレも、その線上にあり、「きたない」「くさい」とされる中、先日、会派研修として微生物を利用した水循環処理方式のバイオトイレを視察、思わず「凄いぞ!」の感嘆詞をあげてしまいました。

 

 バイオトイレは、「富士山に設置されている木質チップ処理方式がバイオトイレ」と受け止めてきましたが、今回視察した水循環処理方式、さらに土壌利用処理方式も微生物を使用していることから「バイオトイレとされている」とのことです。

 

 視察したのは静岡市清水区蒲原のK社の展示場と、K社が手掛けた清水区蒲原の山間部にある中尾羽根親水公園に設置されている公園トイレ、それに富士宮市朝霧高原の宗教法人施設内に設置されている大型トイレの3カ所。規模は違うものの、いずれも水循環処理方式で、「電気さえ通っていれば通常の水洗トイレと同じ感覚で使用できる完全循環型で、無臭、回収が必要となる汚泥も、ほとんど発生しない」(K社の社員)という優れもの。

 

 展示場では、便器2基の主力製品で、商品名『Biot(ビオット)20』を視察。社員から、そのメカニズムの説明を受けました。

 カタログでは、性能をとらえてバイオトイレの記載はなく、循環式水洗トイレと記載、「水道の無いところや、排水が出来ないところでも水洗トイレが設置できます」と記されていました。

 移動も可能。また、「畑などに処理装置を埋設して余剰水を消毒後、液肥して再利用することも可能」とのことです。

 

2018111520181115.jpg

 

 

 中尾羽根親水公園に設置されている公園トイレは旧蒲原町時代の2003年に製作、設置されたもので、便器3基、そのうち1基は多目的。

 木質チップ処理方式、さらに合併浄化槽と同様、定期的に汚泥回収が必要と思いきや、「設置以来15年間、安定して稼働、1度も汚泥の回収はしていない」とのことでした。独自の水循環処理技術が投入されていることは想像に難くないことです。

 

ブログDSC04696.JPG

 

ブログDSC04695.JPG

 

ブログDSC04692.JPG

 

ブログDSC04690.JPG

 

 

 朝霧高原の宗教施設内に設置されている大型トイレは2005年に製作、設置されたもので、便器数は実に大と小を合わせ126基。

 説明によれば、「野外で最大1日1万2,000人規模の集会が開かれ、設置以前は仮設トイレで対応、トイレ問題が大きな課題だったが、それが一気に解消した」とのことです。

 

 実は、「完全循環型で、無臭、回収が必要となる汚泥も、ほとんど発生しない」の説明を半信半疑で受け止めたのですが、実際に現場で、それを確認。たとえは、やや違うかもしれませんが「百聞は一見が如かず」でした。

 

ブログDSC04720.JPG

 

ブログDSC04715.JPG

 

ブログDSC04712.JPG

 

ブログDSC04717.JPG

 

ブログDSC04702.JPG

 

 

 視察で「凄いぞ!」と思ったものの、視察では、導入、維持への課題も確認することができました。それが一気に普及しない理由ともいえそうです。

 

 主力製品で、移動も可能な『Biot(ビオット)20』の価格は約250万円と高額。

 維持についても、微生物を利用し、かつ水循環処理方式であることから「便器洗浄は洗剤の使用は避け、水だけでこまめに…」。

 さらに、微生物の排泄物分解には、それなりの時間が必要。朝霧高原の宗教施設内に設置されている大型トイレは最大1日1万2,000人規模の集会が開かれることから分解処理能力の超過が判然としていたため、設置にあたっては排泄物100鼎魄貉的に溜める貯留槽も設置されていました。

 

 しかし、そうした課題があるにせよ、日本が観光立国を目指す上で、「きたない」「くさい」のトイレ問題はクリアすべき重要課題。大災害時のトイレ問題への関心も高まっているだけに解消の切り札ともいえるバイオトイレの普及が大きなうねりになることを願っています。

 

 

(※)アップした写真は展示場に設置されている『Biot(ビオット)20』(パンフレットから)、中尾羽根親水公園に設置されている公園トイレ、朝霧高原の宗教施設内に設置されている大型トイレの順です。

 

(※)バイオマストイレは公共施設にも導入され、製造・販売会社の新規参入もあるようですので、ここで取り上げた製造・販売会社の社名は視察に応じていただきながら失礼とは存じつつ、頭文字とさせていただきました。ネットで「富士市内のバイオマストイレBiot(ビオット)20」と打ち込み、検索すれば詳細が分かります。

| - | 20:31 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT