富士市内では7月28日開催の「富士まつり」をゴーサインとする格好で市内各所で夏まつりが開かれています。今年の夏は「災害級」とされる酷暑ですが、各会場では酷暑に劣らぬ参加者の熱気が交差しています。
夏まつりの定番は打ち上げ花火。花火は、関ヶ原の役や天草の乱も終わり、徳川泰平期に入って火薬職人が、その職を失う中、失業対策として生まれ、花火文化が成立した、という説があり、この成立から「打ち上げ花火は平和社会のシンボル」とされています。
さらに、全国的に知られている東京の「隅田川花火大会」のルーツは、大飢饉や疫病による死者供養と災厄除去とされ、戦後の昭和28年(1953年)8月に第1回大会が開かれている静岡の「安倍川花火大会」は静岡大火や戦災で亡くなった人達の供養を兼ねた商店街振興策とされています。
“花火”と同様に“神輿”にも、それなりの理由がありますが、ゴチャゴチャとルーツを探り、「現代社会との関係は…」などを考えずとも、「まちづくりの基本は住民相互のふれあい。それだけで夏まつりの開催意義は充分だ」ですよネ。
この夏、案内状をいただいた夏まつりには、極力、出向くようにしており、この週末土曜日の3日には所在隣接地区である天間地区の天間東区と天間南区、きょう4日には所在区である鷹岡地区の久沢南区の夏まつりにお邪魔させていただきました。
3日の天間東区と天間南区の夏まつりは“区あげて”の開催。これに対して、きょう4日に開かれた久沢南区の夏まつりは、しばらく休止していたものを有志20人が「子ども達に夏の思い出を作ってあげたい」と復活させたものでした。
区内の滝戸水神社を会場とし、焼き鳥、ヨーヨー、焼きそばなどのほかジャンケンゲームも…。規模は小さく、打ち上げ花火もありませんでしたが、親子連れの笑顔が交差、その情景に温かな眼差しを向ける有志の皆さんの姿が夏の日差しに輝いていました。
(※)アップした写真は、いずれも久沢南区の夏まつりです。
これから所在区の鷹岡地区、そして隣接区の天間地区で開かれる夏まつりの開催スケジュールは以下の通りです。
■8月10日(土)
・厚原西区、15時00分〜(厚原西公園)
・天間北ニ区、16時00分〜(天間幼稚園運動場)
・天間北一区、17時00分〜(天満宮境内&天間児童遊園)
□8月11日(日)
・久沢北区、17時00分〜(村松グラウンド)
■8月14日(水)
・天間川坂区、17時00分〜(手無し観音境内)
□8月17日(土)
・久沢西区、15時00分〜(久沢八幡宮)
■8月24日(土)
・鷹岡夏まつり、12時00分〜(中央自動車学校)