先日、葬儀で富士市丘地区にある斎場へ。進入路が変更になったことは知っていたものの「どうなったかな」の思いがあって、以前の進入路へ。『区画整理事業により、まちづくり(道路整備など)を進めているため、ここにあった道路はなくなりました』の看板が設置されていました。簡明直截の表現、「これで、皆さん、納得できるな」でした。同時に「言うべきことは言うべきだ」、そんな思いも抱いています。
今年1月末のことでした。議員個人として開いた「市政・議会報告会」での質疑コーナーでのこと。2人の方から「富士市の斎場に入れない」。続いて「あんな立派な道路を、どうして壊したのだ。税金の無駄使いではないのか」の質問。「工事のためだと思いますよ」と返答したのですが、「…どうして壊したのだ…」については意味が良く分からなかったため「調べて、後日、ご報告します」と返答しました。
昭和60年(1985年)8月に開所した富士市の斎場は、国道139号線(旧・西富士バイパス)の北側側道から進入できる立派な道路がありました。
しかし、現場に出向くと進入路入口には歩道整備や水道工事を告げる立て看板があり、さらに平成30年(2018年)9月から斎場敷地及び周辺整備工事に伴い進入路は通行止めの措置がとられ、迂回路の利用を呼び掛ける看板も…。
この看板を見る限り、工事による一時的な通行止め、「平成31年(2019年)3月8日まで」と看板に記されている工事終了後は進入路が再び利用できると思ってしまうのですが…。
ところが、看板の奥に目を向けると、少々、大袈裟かもしれませんが、道路を塞ぐ万里の長城のような土壁が…。
担当の都市整備部インター周辺区画整理課に聞けば、斎場を含む約45ヘクタールを対象に、平成18年度(2006年度)から平成37年度(2025年度)を工事期間とする新東名のインターチェンジ周辺の土地区画整理事業により道路や雨水調整池を築造中。進入路の道路を塞ぐ万里の長城のような土壁は、その築造の一環で、従来の進入道路は一時的な通行止めではなく“廃止”ということでした。
そこで、質問者の疑問を伝えると、「分かりやすい看板の設置を検討します」との回答があり、今回、葬儀参列の機会をとらえて、「回答を、どう具現化したかを確認に…」となった次第です。
報告会で抗議を受けていただけに個人的にも「ヤレヤレ」です。
以下にアップした写真は、今年1月時点の進入道路前の看板、現在の看板、その拡大図、迂回路案内図の順です。