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産業文化都市・富士市パート2(応接間的ポケットパーク)

 富士市のど真ん中に位置する都市計画道路臨港富士線(道路愛称名:青葉通り)と県道353号田子浦港富士インター線(同・港大通り)の交差点、それぞれ北西角に『日時』、北東角に『折り鶴』、南西角に『富士山』、南東角に『市民憲章』のオブジェ(芸術的作品)が設置されています。

 

blog中央公園東交差点地図.png

 

 交差点は「中央公園東交差点」と呼ばれ、その呼称名通り富士市を代表する地区公園である中央公園の東側にあることから「中央公園の一部分」と思われる方も多いようですが、「違います」。

 

 この産業文化都市・富士市をシンボリックに示すオブジェが誕生したのは、臨港富士線が「潤井川大橋」の開通によって東西が結ばれた直後の1985年頃でした。

 

 都市公園は、その規模によって最も身近な「街区公園(標準面積0.25如法◆峩疥抔園」(標準面積2如法廖◆崔篭荼園(標準面積4念幣紂法廖◆崛躪膰園(標準面積10〜20如法廖◆岷親宛園(標準面積15〜75如法廚覆匹吠類されていますが、交差点に設置されているオブジェは、そのいずれにも属していません。

 

 しかし、誕生させ、管理しているのは公園担当の都市整備部のみどりの課です。

 

 となれば、大都市のビル街などに設けられた「ポケットパーク」と呼ばれる小空間の憩いの場となるのですが、交差点4カ所に、それぞれオブジェ1体があるだけで、ベンチなどは設置されておらず、ポケットパークと呼ぶのは「?」。

 誕生した当時、その疑問をみどりの課にぶつけると、以下のような回答がありました。

 

「応接間的なポケットパークです」

 

 これだけでは「?」ですよネ。

 

 担当者は続けて「市内のど真ん中である、この交差点を車で通過する来訪者に歓迎の思いを伝える狙いを込めた取り組みです。応接間的なポケットパークと受け止めて下さい」。

 

 ということで『日時計』は別として、『折り鶴』はステンレス製であるものの富士市が紙のまちであることを伝え、『富士山』は富士市のシンボル、そして『市民憲章』は目指す市民像を伝える狙いが込められています。

 

ブログIMG_0342.jpg

 

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 確か、誕生時、『富士山』のオブジェは噴水機能を有していたのですが、管理の難しさのためか今は「花壇の中に富士山が…」という造りになっています。

 

『市民憲章』のオブジェの作者は、富士市出身の鍛金作家、鳥居厚夫氏で、5カ条から成る『市民憲章』が謳う市民としてあるべき行動目標である「平和」「福祉」「自然(環境保護)」「教育」「勤労」を作品化。さらに作品と合わせ作品ごとに5カ条それぞれの条文も掲示されています。

 

 作品にふれることもできることから、誕生後、知人でもある作者の鳥居氏にお会いした際、「子どもにも、作品と条文により市民憲章の意図が平易に理解できる、素晴らしい作品ですネ。ただ、いたずらや持ち去りが心配です」と話したところ、こんな返答を受けたことを覚えています。

 

「いたずらがあっても、持ち去りがあっても私はいいと思っている。それがニュースになることによって市民の間で公共空間への文化の香り付けへの関心が高まって下されば作者冥利に尽きます。いたずらや持ち去りがあっても、また、制作、設置すれば、いいじゃないですか」

 

 この鳥居氏の返答、「オレは凡人だ」を思い知らされた瞬間でした。

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