今、午後5時です。猛烈、テレビ局によっては「歴史上、最大級…」という表現を使用している大型で非常に強い台風第19号は、すでに各地に豪雨被害をもたらしていますが、これから伊豆を中心に静岡県に上陸、富士市も危険大、万全の準備が必要です。
気象庁発表のホームページから…
きょう朝から、あれこれと所在地区の鷹岡地区を回り、先ほど、自宅に戻ってきました。
富士市は台風などの自然災害時の自主避難者に対して各地区のまちづくりセンターを開放していますが、「静岡県直撃」が濃厚となった昨夜、全市を網羅した同報無線などで「あす12日午前9時に各地区のまちづくりセンターを開放」と伝え、その開放後には、さらに小中学校など指定避難所の開放も伝えました。
警戒レベル4で海岸付近に高潮危険区域に避難勧告、土砂災害危険区域に避難勧告などを発令する中、「避難者が相次ぐ」と想定しての避難所開放の拡大です。
午前中、避難状況を把握するため、鷹岡まちづくりセンターと指定避難所の鷹岡小学校、鷹岡中学校へ。午前10時の段階で鷹岡まちづくりセンターの避難者は7人でしが、正午過ぎには30人余に…。
正午の段階で指定避難所の避難者はいませんでしたが、多分、その後、避難者が相次いだものと思われます。
それぞれ担当の市職員、小中学校においては学校長らがマニュアルに沿って避難所を開設、受け入れにあたっていたほか、まちづくり協議会の防災部会の役員も指定避難所に駆け付けていました。その熱意に、ただただ頭が下がりました。
その中、鷹岡まちづくりセンターの避難者から注文が…。「情報が欲しい。こういう時のためにテレビ1台くらい配備してほしい」。全く、その通りです。その言葉を、そのまま職員に伝えてきました。
正午過ぎ、一度自宅に戻って急ぎ雨天対策の身支度をし、カメラを手に気になっていた河川へ。鷹岡を南北に流れる凡夫川の状態です。
鷹岡地区内は県管理の1級河川である潤井川だけでなく、同じく県管理の1級河川である凡夫川も南北に流れています。豪雨による土砂災害の防止策である富士山大沢崩れの砂防事業イコール潤井川とされる中、国土交通省富士砂防事務所が管轄する砂防事業は広域に及び、凡夫川も、その河川の一つ。
これまで砂防事業の効果で土石流などの被害は避けられていますが、凡夫川は老朽した橋が多く、加えて橋の中央部に流れを阻害する橋脚のある橋も…。流木が橋脚に引っ掛かって氾濫、周辺一帯に甚大な被害が…、その不安を抱え込んでいます。
長年、関係方面に不安解消を訴え続けているのですが、難題もあって解消には至っていません。
河川護岸の皆さんが今からでも避難所に…、それを願っています。