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機械製紙発祥の地を今に伝えるレンガ造り倉庫、保存&公開なるか…?

 富士市が誇る伝統的な市民主役の市政に向けての事業である、市長ら当局首脳部と地区住民との対話集会「行政懇談会」、所在区の鷹岡地区でも10月21日夜、まちづくりセンターで開かれましたが、地区要望のメインとした機械製紙発祥の地を今に伝えるレンガ造り倉庫の保存&公開に対する当局回答が今一つだったこともあって住民側がエキサイトする場面もありました。

 

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      前半の市長講話で配布された資料です

 

 鷹岡地区の「行政懇談会」は、基本パターンである前半が市長による市政の取り組みあれこれ紹介の講話、後半が地区要望に対しての回答と質疑で、時間は1時間45分。

 本年度、鷹岡地区では7項目の要望を提示したものの、限られた時間の中、7項目中、回答に対して質疑、答弁を得ることのできる直接回答は1項目のみとし、他の6項目は文書回答の措置がとられました。

 

 直接回答とした要望の項目名は『王子エフテックスレンガ造り倉庫の保存と潤井川龍厳淵付近左岸堤防を活かしたまちづくりについて』。

 ここ数年、要望を重ねているものの、レンガ造り倉庫の所有者は民間企業、これがネックとなって保存&公開に向けて大きな進展はみられません。

 

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        参加数は100人余でした

 

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   鷹岡地区が保存&公開を求めているレンガ造り倉庫です

 

 レンガ造り倉庫は、1890年(明治23年)に機械製紙の操業を開始した工場の一部で、「富士地域の機械製紙発祥の地」とされている産業遺産です。

 文化財指定や文化財登録もされていないことから破却の不安を抱えています。

 

 開会の冒頭、地元市議として挨拶する場が与えられたことから、そのレンガ造り倉庫を意識する格好で「今回、地元の皆さんが提示した要望は地域エゴと言われるよう、官民協働の新公共という時代ニーズも捉えてまとめたもの。ぜひ、要望を真正面から受け止めての回答をお願いしたい」と述べたのですが…。

 

 要望に対する当局回答は、「測量調査を実施。その報告書を刊行する予定。公開については所有者の意向をくみ取りながら公開に係る協力を依頼していきたい」でした。

 

 質疑では、「回答に納得できない」とする5人の方が時間ギリギリまで発言。「過去にも調査が行われ、すでに貴重な産業遺産であることは立証されている」「極めて重要な産業遺産であり、市は踏み込んで所有者に保存を申しれてほしい」、さらに「過去、所有者が変わっており、今後、所有者が変われば取り壊されてしまうかもしれない」の意見も出されました。

 

 質疑で意見を述べた方々がエキサイトしたのは、地元としても所有者に保存を働きかけてきた、そうした経過があるためのです。

 

 この「機械製紙発祥の地」を今に伝えるレンガ造り倉庫の保存と公開について自分、海野しょうぞうは5年前に市議会一般質問で取り上げ、強く要望していますが、今後の当局の対応如何によっては、鷹岡地区のみならず富士市にとって貴重な産業遺産であることから「再度、議会の場に持ち込んで訴えなければ…」、その思いを強くしています。

 

 一方、文書回答を得た6項目は以下の通りです。

 

『入山瀬久保区公会堂東交差点の早期改良について』

『下榎沢橋交差点改良と橋の架け替えについて』

『西富士道路(現国道139号線)の振動と騒音による環境改善について』

『西富士道路の鷹岡地区へのハーフインターチェンジ設置について』

『鷹岡本町交差点改良に伴う市道長沢下田線の拡幅について』

『鷹岡市民プラザの施設改修について』

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