きょう11月10日の日曜日、早朝に月2回ペースの地域公園の清掃、その後、急ぎ着替えをして市庁舎北側駐車場を会場にしての『消防まつり』を皮切りに、あれこれ回ってきましたが、その一つ、大淵の総合運動公園内にある県富士水泳場で開かれた『日本社会人選手権』ではガックリ、「市議として何をすべきか、何を主張すべきか」を考えさせられました。
☆『第33回消防まつり』
『消防まつり』は、「火災のない明るく快適な安全都市・富士市を築くために市民と消防が心をふれあい、相互に理解と認識を深め、市民生活の中に根ざした防火体制の確立を目指す」を開催目的に掲げ、消防本部、消防団、防火協会の三者が実行委員会(実行委員長・渡邉明夫消防団長)を組織して、毎年、この時期に開いているもので、今年で33回目でした。
案内状を受け、「市民の生命・財産を守るために活動している皆さんに敬意を…」、そんな思いを抱いての会場入り。所在区のまちづくり役員2人をお誘いしました。
まつりと称するイベントに対しては、近年、「開催目的の明確化が必要ではないか…」と見直しの動きが出ていますが、「さまざま工夫を凝らし、来場者の笑顔が交差、さらに来場者、主催側双方に満足感が示された『消防まつり』には、まつりの在り方の範が示されている」、それを改めて感じました。
今回もミニ消防車試乗やちびっこレスキュー・煙ハウス体験、フワフワなどの子どもコーナー、消火器消火、応急救護などの体験コーナー、消防車両や防災機器、緊急消防援助隊活動などの展示コーナー、このほか、藤田幼稚園、富士リズム幼稚園、認定こども園わかば幼稚園による演技、消防音楽隊・カラーガード隊による演奏も。さらに、消防団対抗の模擬店、OB会であるまとい会のゆで卵の無料配布、投げ餅も…。
好天に恵まれ、会場は人、人、人…。家族連れも多く、「子ども達がまつりを通して消防業務に関心を持ってくれるのでは…」と思い、「それが、将来、消防団の団員確保に結び付くのでは…」の期待を抱きました。
写真に向かって左は消防まつり実行委員長の渡邉団長。お願いして、記念に撮らせていただきました
☆県富士水泳場で『第2回日本社会人選手権』
続いて大淵の総合運動公園内にある県富士水泳場へ。昨夜、偶然にフェイスブックの情報で9日、10日の2日間、『日本社会人選手権』が開かれ、荻野公介(ブリジストン)や松元克央(セントラルスポーツ)など日本のトップクラスの選手が出場することを知っての会場入り。
全国巡回の大会で、今年が第2回大会。ガックリは「入場無料」でありながら観客席に空席が目立っていたことです。
富士市の魅力を全国に発信するシティ・プロモーションとして有効活用できる大会(イベント)でありながら、その面でも「これでいいのか…」でした。会場入口には、こぢんまりとした歓迎看板は設置されていましたが…。
☆『富士芸術祭(まつり)』
続いて大淵にある古民家を活用した富士芸術村で開かれた『富士芸術祭』へ。
昼過ぎの訪問だったことから来場者数は、いま一つでしたが、午前中には「飛びだすカードを作ろう!」と題したワークショップが開かれたことから子ども達の歓声が会場に響き渡ったようです。
会場を訪れた際には、アコーディオンアンサンブルのミュールKのライブが行われおり、このほか地元の大淵町二丁目町内会による焼きそばや蕎麦などをはじめとした各種模擬店が並び、室内では4人の作家による現代アートの展示が行われていました。
☆富士山と茶畑の笹場
『富士芸術祭』の会場を去ろうとしたところ、同行を願ったまちづくり役員の一人が「笹場って、この近くと聞いたけど」。で、笹場へ。富士芸術村から徒歩5分程度の場所です。
笹場は、富士山と茶畑がマッチングした人気の撮影ポイント。市は、道路沿いに観光バスも駐車できる駐車場とトイレを2017年4月に誕生させています。
久々に訪れたのですが、以前は撮影ポイント近くに設けられていた未舗装の駐車場が舗装されていました。
この日は、富士山もクッキリでしたが、この地を初めて訪れたまちづくりの役員は、少しキョトン。
「富士市内では、岩本山をはじめ富士山と茶畑がマッチングした場所が数多くあり、その中で、なぜ笹場が有名に…、そんな疑問を抱いてのキョトンではないか」と思い、チコちゃん風に、こう質問。
「この笹場が撮影ポイントとして人気を集めているには、一つ、大きな理由があります。それは、何…?」
まちづくりの役員、再び、「?」。理由を話すと「何だ〜」でした。
理由は、「この地の茶畑には、富士山撮影に阻害物となる電柱や電線がない」です。