正月三ガ日もあっという間に過ぎ、1月6日は官公庁の仕事始め。2020年、社会が動き始めました。
ここにきて「冬だ!」を実感する寒さが続き、霊峰富士の裾野も枯れたススキの穂が風に揺れ、俳句で表現される「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」の冬景色となっています。
が、我が家の玄関前は、何と、この冬に色とりどりの花々が満開です。
ちょっとばかり、近所界隈で「珍百景だ!」と話題となっています。
我が家は、「お尻の下は、すぐ踵(かかと)」の世帯主(私です)に似て、敷地が狭いことから門というものがなく、道路から、すぐ玄関。
その玄関前に、昨年末から「新年を迎える」ということで松の盆栽が置かれたほか、花と呼ぶべきかは「?」であるものの葉ボタンの寄せ植えが並び、室内には冬に咲く花の定番のシクラメンが…。
ここまでは、ごく普通の冬の情景ですが、このほか、あれこれ、色とりどりの花々が…。中には、青いブドウみないたな南方系の植物も…。
早朝は、犬の散歩の方々が…、その後は通学の子供達が「???」といった感じで道路から鑑賞しています。
これらの花々、同居人(妻です)が、あれこれ入手して育てているもの。冬に花を咲かせる在来種もあるとのことですが、さまざまな技術を駆使した品種改良で、今では「冬に咲く花も珍しくない」とのことです。
「季節感がなくなってしまう」ってなことは口が裂けても言ってはいけないこと。この程度のことは承知しており、同居人には、「アメリカVSイラン対立で“第3次世界大戦の不安”といった見出しが新聞に踊る今年2020年、冬に咲く花々に人々が心を癒され、優しい社会になってほしいネ」、そんな労をねぎらう言葉を…と思っています。
分かっています。「思うだけじゃ、だめだ」と。