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鹿児島市の桜島噴火対策と屋久島観光事業の視察に行ってきました

 自分、海野しょうぞうが所属する富士市議会の会派・凜(りん)の会は、公明党議員団と共に1月29日から同31日まで2泊3日の日程で鹿児島県の鹿児島市を訪問、桜島噴火対策と屋久島観光事業の取り組みを把握してきました。

 会派の自主的な行政視察、「噴火対策と観光振興は富士市の今日的な課題である」との認識によるもので、かなりハードな日程でしたが、多くの収穫があり、今後、報告書にまとめることになっています。

 

 以下に、長文になりますが、視察の概要を記します。

 

 

「桜島噴火対策」

 視察1日目(1月29日)。

 鹿児島市では、市庁舎に隣接する議会棟の委員会室で担当の鹿児島市危機管理局危機管理課桜島噴火対策係の職員から噴火対策について報告を受けました。

 桜島は、大正の大噴火以降も小中規模の噴火を繰り返す中、島民人口は著しく減少したものの、関係機関の協力を得て噴火のメカニズムや特性の調査を進め、「噴火は避けられない自然現象であるものの防災対策の徹底で人命被害は避けられる」と確信。その確信をもって、大規模噴火でも“犠牲者ゼロ”を目指す防災対策に取り組んでいます。

 パワーポイントで示された、その取り組みは➀桜島の現状と対策大規模噴火対策2仍核漂劵肇奪廛轡謄9汁曚裡街猝椶ら成り、その中、の火山防災トップシティ構想では、「総合的な桜島の火山防災力の底上げと、桜島火山の魅力発信による関係人口の拡大を図るため」との説明がありました。

 桜島火山を魅力として発信、観光振興に結び付ける、その都市の逞しさ、挑戦力に驚き、感激ですらありました。

 

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「屋久島観光事業」

 視察2日目(1月30日)。

 屋久島は、白神山地と共に1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録され、この世界自然遺産を活かした観光事業が主力産業。人口は約1万3千人で、サービス産業である第3次産業就業者が7割超です。

 自然遺産と文化遺産の違いはあるものの、世界遺産を有する富士市にとって観光事業が、いまだに模索の域を出ない中、確かな観光事業実績を築く屋久島町の取り組みの把握を試みました。

 鹿児島空港から40分余で屋久島空港着。説明を受ける場である屋久島町庁舎に向かう前にレンタカーで観光スポットの一つである“紀元杉”の視察に…。

 屋久島観光の最大の”ウリ”は樹齢数千年といわれる“縄文杉”であるものの、辿り着くには徒歩で険しい登山道を登ること数時間が必要。時間的にも(個人的な問題として)体力的にも厳しいことから「車で行ける」という“紀元杉”の視察へ。

 戦後の木材需要時代、屋久島の杉が大量に伐採された時にも1800辰ら1900辰了魁垢連なる高山地帯の杉は、その高所地形と「年間の降雨量は平野で4000ミリ、山間部では1万ミリを超える」という独特の気象条件で生き残り、世界自然遺産のシンボルとなっています。

 しかし、確かに車で行くことはできたものの、曲がりくねり、高度が高くなるにつれて道幅が「車1台の通過がやっと」という山道を走ること1時間を要しました。
 町庁舎では、まちづくり課の職員から観光事業の取り組みの説明を受け、その中では世界自然遺産ゆえによる事業の取り組みの難しさも…。
 その一つがトイレ問題で、「登山道に設けたトイレのし尿処置は、かつては山中に埋め立て処理していたものの、登山者の急増により土壌処理能力が限界を超え、かつ地下水への悪影響も懸念された」ことから人力をもって搬出。

「ヘリコプターなどの利用は…」と質問したところ、「伐採が認められていない樹木によってし尿タンクの吊り下げ、上げることの場の確保ができない」との返答でした。

 町庁舎での説明を受けた後、宿舎に向かう途中、観光スポットの一つとされる“千尋(せんぴろ)の滝”へ。

 “紀元杉”とは対照的に主要道路から10分程度の場所にあり、しかも広い駐車場と立派なトイレが整備されており、滝までは遊歩道の整備も…。修学旅行や客船利用者も迎える観光都市的な取り組みです。

 世界自然遺産を前面に出しながらも「公費を投じる以上、確かな観光事業の成果を出すためには多角的に、複眼思考をもっての取り組みが必要」、それを知らされた思いでした。

 

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「屋久島環境文化村センター」

 視察3日目(1月31日)

 訪れた屋久島環境文化村センターは、1992年に県総合基本計画の戦略プロジェクトの一つとして策定された「屋久島環境文化村構想」によって誕生した屋久島の魅力発信基地。運営は県や屋久島町の職員も出向している公益財団法人の屋久島環境文化財団です。

 休館日でしたが、視察を受け入れて下さり、館内視察と取り組んでいる事業の説明を受けました。

 外観は、20年以上も前に建築されたもののモダンで芸術的なユニークな施設でした。
 説明を受けた後の管内視察は衝撃的でした。屋久島を一つの山として捉え、螺旋状でスロープ化された山道を歩く感じで上へ上へ。両脇には写真やはく製、模型などで屋久島の動植物や地形を再現。

 さらに屋久島の魅力を伝える映像ホールも…。

 外観は全く違うものの、内部の展示コンセプトは、静岡県が2017年12月23日に総事業費41億円を投じて富士宮市内に誕生させた富士山世界遺産センターと同じでした。

 

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