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日本画の故・水野あい子さん、感動の作品展開催中です】

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 知人の水野桂子さんからご丁寧な案内状をいただき、先日、富士市横割のギャラリー&コミュニティハウス『グリナート・幹(みき)』に行ってきました。桂子さんの母親で、晩年、日本画を描き続け、昨年4月に87歳で黄泉の国に旅立たれた水野あい子さんの追悼展、『水野あい子 日本画展〜富士山と花々と〜』。生前に願望していたものの宿痾(しゅくあ)もあって叶わなかった母親の思いを桂子さんが引き継ぎ、実現させた作品展です。

 スケッチから公募展応募作品まで会場にあふれんばかりに展示された作品を鑑賞した後、娘の桂子さんに母親のあい子さんについて聞いたところ、富士市を代表する日本画家の遠藤友子さんらの名が出てきて驚き、改めて「世の中、人と人は、どこかで繋がっている。出会いを大切にしなければ…」の思いを胸に刻んでいます。

 

 娘の桂子さんによれば、母親のあい子さんは、生け花、洋裁、手芸、料理のほか草花栽培、ウォーキング、山登り、旅行、クラシック音楽鑑賞と多彩な特技・趣味があったものの晩年の20年余の中心は日本画の制作。

 その作品制作にあたっては、「富士市を代表する日本画家の遠藤友子さんに指導を仰いでいた」と話され、思わず、「エッ!」と驚きの言葉を発しました。

 

 遠藤友子さんは、中央画壇の日本画府に所属、草花をモチーフにした作品を多く描き、日本画府展で最高賞の日府賞にも輝いた方。その師匠は、戦後、富士市内の県立高校の美術教師を担い、富士南麓の風景画を中心にした作品を江湖に送り出し、富士市に岩絵具使用の日本画文化を築いた村井竹山画伯です。

 

 遠藤友子さん、そして村井竹山画伯とも、前職のローカル紙の記者時代、何回となく取材をしたことがあり、また、お2人とも富士市の芸術文化の重鎮で、会議の取材でお会いすることもあり、「元気でやっていますか」など声を掛けて下さいました。

 お2人とも「絵筆を握るのが好き。そして人も好き」、そんな方で、桂子さんの母親のあい子さんも、そうした方であっただろうと思います。

 

 母親の愛子さんが描き出した草花作品からは遠藤友子さん、そして富士山を中心とした風景作品からは村井竹山画伯の面影が時空を越えて湧き上がり、そこに若かりし頃の自分がいました。

 

 命というものには限りがありますが、物だけでなく、その人の思いや人柄、さらには、その人との思い出も人から人へと未来永劫に残すことができます。“芸術文化の力”、それを実感させられる作品展でした。

 

 娘の桂子さんが実現した願望の個展、母親のあい子さんは天国の地で満面に笑みを浮かべていることだと思います。

 

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『水野あい子 日本画展〜富士山と花々と〜』は今月14日(金)まで。午前10時〜午後4時。鑑賞無料。問い合わせは『グリナート・幹(みき)』。駐車場あり。(筍娃毅苅機檻僑院檻隠沓械粥法

 

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