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2020年、今年も亡き母のモクレン、満開に咲く

 ここにアップしたモクレン(木蓮)満開の写真、塀に掲げてある『海野しょうぞう後援会連絡所』の看板から「我が家です」と記したいのですが、残念というか何というか、我が家には庭と呼べる空間がありません。富士市岩松地区浦町の実家です。

 ご先祖様に感謝の気持ちを伝える、きょう3月20日の春分の日、実家の仏壇に線香を手向けるために同居人(妻です)と出掛けた際、ショットしてきました。

 

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ブログ海野剛宅GetPrintImage.png

 

 花が紫色であることからシモクレン(紫木蓮)の別名もある、このモクレンは、自分が中学時代、もう半世紀以上も前、自宅改築時に母が植えたものです。

 

 実家は専業農家で、自分が17歳、高校2年の時に亡くなった父は長く病床に臥し、働き手は母と兄達でした。

 そうした中で農家ゆえの僅かな現金収入をコツコツと積み立て、“貧農”を象徴するかのような老朽化した自宅を改築。

 我が実家だけでなく当時の専業農家は、自給自足に向けて敷地内に各種の野菜を栽培。樹木も食料確保に向けてのミカン、ビワ、お茶、柿など。我が家には、確かイチジクもありました。

 

 そんな中で母が自宅改築時に鑑賞花木のモクレンの苗木を買い求め、門の脇に植えたのは自分へのご褒美だったのかしれません。

 

 母が亡くなって、今年37回忌。実家は10数年前、後継ぎの長兄が改築していますが、母のモクレンの植栽場所を避け、長兄と兄嫁が剪定など手入れも入念にしてくれ、毎年、この時期に満開の花をつけています。

 

 かなりの巨木となり、また、かつては路線バスも走っていた道路に面していることもあって満開時には、わざわざ鑑賞に訪れる方もいるようで、兄夫妻が「きょうも親子連れが観にきてくれた」と嬉しそうに話していました。

 

 歴史の教科書などに載らなくても人は何かを残せる。自分は、家族に、そして社会に何を残すことができるだろうか…。亡き母のモクレンから、そんなことを、しばし考えた一日でした。

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