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人と人が傷つけあう状況はウイルスよりも恐ろしい、ピンチからの教訓

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)に対し、未知な部分が多いウイルスゆえに専門家の見解はまちまち、各国の対応もまちまち…という中、「ピンチをチャンスに…」などの言葉が飛び交っています。

 しかし、この人の生死にかかわるピンチにチャンスなどあるわけがなく、「チャンス」と受け止めたのはマスク転売で暴利を手中にした輩(やから)程度…、ピンチから得るべきは人として歩むべき道の指針である教訓ですよネ。

 こうした中、日本赤十字社が4月21日に投稿サイトのユーチューブで配信を開始した動画『ウイルスの次にやってくるもの』は、「人と人が傷つけあう状況はウイルスよりも恐ろしい」と警鐘を鳴らすもので、「ピンチからの教訓である」と話題を集めています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4

 

 同時に「感染情報の公開は、企業を含めた個人情報の在り方、それも教訓として突き付けている」、そんなことを思っています。

 

 動画『ウイルスの次にやってくるもの』は、新型コロナウイルス感染症が、「病気」を第1の感染症、「不安」を第2の感染症、そして「差別」を第3の感染症とし、「これら3つの感染症がつながっている」とした上で「人と人が傷つけあう状況はウイルスよりも恐ろしい」と警鐘を鳴らしています。

 病気が不安を招き、不安が差別を産み、差別が病気のさらなる拡散につながってしまう。これって現在、全国各地で起きていることです。

 

ブログimg_e4ee4d9489871b785a79fbde53170bd372704.jpg

 

「避けるべき相手、そして団結して闘うべき相手は、人ではなくウイルスである」。この大原則を、しっかりと捉え続けていきたいものです。

 

 一方、先日、購読紙(4月18日付け静岡新聞1面)に2段見出し記事で、御前崎市の自動車部品メーカーが勤務する社員の感染事実と、その対策をホームページ上で公表したことが掲載されていました。

 

ブログ20200430 癸20200429.jpg

 

http://www.eiken-kk.co.jp/

 

 トップページで公表、代表取締役名で感染確認の経過や、「一部業務を除き4月27日から5月10日までの2週間休業」などの感染対策を伝えています。

 

 本県(静岡県)では保健所機能を有する政令都市以外の市町の感染状況は県が定期的に発表していますが、所在市町や感染者の性別、年代、職業などにとどめ、事業所名や学校名などの公表は避け、市町にも、その公表範囲の遵守を求めています。

 

 2003年(平成15年)5月23日に成立した個人情報の保護に関する法律(略称「個人情報保護法」)以降、刑事罰が盛り込まれたこともあって個人情報の公開は人権侵害の防止を理由に厳しく制限、あるいは自主規制され、今回の県の公表範囲も、そうした時代に流れに沿ったものです。

 

 しかし、「時代的に止む無し」とは思うものの、その一方ではネット社会を背景に、限定された情報により「不安」や「差別」を超え、憶測による偽情報の氾濫による「混乱」も招いています。

 

 こうした中での感染者が出た企業所が、社員の感染事実と、その対策を自ら公表したことは、社をあげてウイルスと闘う経営姿勢を示すだけでなく、社会の混乱防止も企業の責務との自覚&認識に立脚したものといえます。

 無責任な差別や批判を恐れず企業の責務を果たさんとする、その取り組み、気が滅入る新型コロナウイルス感染症騒動の中で一服の清涼剤であり、「日本の未来は明るい」、そんな思いすら抱いています。

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