<< 富士市議会が当局にコロナ対策の第2次緊急要望書を提出 | main | 市民パワーで実現させたい、JR富士川駅のバリアフリー >>
コロナ禍での暗(f―Biz事業撤退)と明(文芸家・渡辺寛さんの活躍)

 新型コロナウイルス感染症が世界で猛威をふるい、社会活動の自粛が求められて気分が滅入る中でメディアが伝えた富士市の産業支援センター・f―Biz(エフビス)の不祥事と事業から撤退、これを“暗”とすれば、知人で市内にお住まいの文芸家・渡辺寛さんの円熟味を増す文芸活動にふれ、これは私にとっては“明”の出来事です。

 改めて「人生いろいろ、社会もいろいろだ」、あれこれ思うことも…。長文となりますが、お付き合い願えたら幸いです。

 

 “暗”である出来事、支援センター・f―Bizの不祥事とは、国の中小企業庁の専門家派遣事業を利用して運営会社から派遣された専門家が謝金や旅費を不正に受給していたことが指摘され、運営会社は管理責任をとって市に事業からの撤退を申し出、6月末で市との契約解除に…というもの。

 

ブログ2020052320200523.jpg

 

 主に中小事業所を対象とした産業支援については、富士市も他の地方自治体と同様、商工会議所法や商工会法によって自由会員制の公益経済団体が組織され、支援業務を担っていますが、こうした中、富士市は前市長時代の2008年(平成20年)に官民協調スタイルで産業支援センター・f―Bizを開設。その事務局を市立中央図書館併設ビル内に置いています。

 公益経済団体の支援業務がある中での官民協調による支援業務への参入について「支援業務に競争力を」(開設時の市長談話)が狙いでした。

 

 相談は無料で、事業所に寄り添った伴走型の業務によって相談が相次ぎ、確かな実績も築き、「行列のできる産業支援センター」として全国各地から視察が相次でいました。

 

 こうした中での不祥事の発覚、その責任をとっての事業撤退。ただただ残念であり、今後は法に基づき、その任を担う公益経済団体の産業支援の機能発揮が注目され、期待されるところです。

 

 一方、私にとって“明”である出来事、文芸家・渡辺寛さんの円熟味を増す文芸活動とは…。

 

 先日、自宅に渡辺さんから一冊の文芸誌が届きました。県内在住の文芸家集団である静岡近代文学研究会が年1回発行している同人誌『静岡近代文学』の第34号です。

 手紙も同封されており、収録された随想『あの日あの時』や小説『殻』、コラージュ『目』などの執筆意図や狙いなどが記されていました。

 

 第34号はA5判、188ページ。1,000円(送料別)で一般にも頒布。申し込みは研究会事務局(筍娃毅粥檻僑横后檻牽娃牽機疆話臺)。

 

ブログIMG_2282.jpg

 

 渡辺さんは長く中学・高校の英語教師として教壇に立ち、退職後は文芸作品の執筆活動に…。その草創期は詩作品に取り組み、その後、随想、小説と執筆の範囲を広げ、ローカル紙・富士ニュースのコラム『明窓浄机』にも執筆陣の一人として月1回ペースで随想作品を発表。全国規模の公募コンクールにも挑戦し、その活動実績により日本ペンクラブの会員に就任。富士市が誇る文芸家です。

 

 渡辺さんとは富士市が募集・発行している文芸誌『市民文芸』の発行をサポートしている編集委員会で同じ編集委員として知り合いとなりました。

 

 すでに、編集委員会の委員は共に若手にバトンタッチ、退任していますが、お付き合いが続いています。

 

 確か傘寿を超えている年齢ですが、変わらぬ意欲的な執筆活動に敬服、最敬礼です。

 かく記す自分といえば、かつては随想や小説などの作品づくりに取り組み、無謀にも公募コンクールにも挑戦していたのですが、地方議員就任以降、執筆活動を中断。「人様に読んでもらう文芸作品づくりには寝食を忘れて取り組まなければならない」という思いがあり、「議員には、それが許されない」という思いを重ね合わせの中断です。

 で、今は議員退任後の執筆活動再開に備え、「語彙(ごい)を増やしたい」、そんな狙いもあって「読むだけ」となっています。

 これとて、生来のものぐさ人間、生殺与奪の睡魔との闘いが大変ですが…。

 

 〜 閑話休題 〜

 

 渡辺さんが月1回ペースで富士ニュースのコラム蘭『明窓浄机』で発表している最新随想は5月19日に掲載された『人間は自然の一部である』で、仏教の“四苦”を紐解きながら、その末尾には、こう記されています。

 

「人は他の生きものと違うところがある。それは高い知能を持っていて、思いやりの心がるということだ。その持てる力によって、この世を良いものに変えていくことができるだろう」

 

 コロナ禍の、その後に向けた貴重なメッセージとして心に刻んでいます。

| - | 15:39 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT