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“一石三鳥”の富士市の古紙回収制度ですが…

 富士市環境部廃棄物対策課が、このほど発行、各世帯に配布されたゴミ情報誌『ごみへらしタイムズ』第69号に、2019年度(令和元年度)の地域ステーションでの古紙回収実績が掲載されています。

 富士市だけでなく環境保全の面からもゴミの削減は地球規模の課題。その一手法として富士市は2014年度(平成26年度)に協働型古紙回収制度をスタートさせています。

 市、市民、回収業界の三者協働により、古紙回収指定日に地域ステーションに出された古紙の量に応じて報奨金を地区に還元していくもの。古紙の回収率がアップすれば、森林資源の保全に結び付き、可燃物減による環境への負荷が軽減、さらに地域づくりの資金源にも…と“一石三鳥”となるものです。

 私の所在区である鷹岡地区は、まちづくり新聞『たかおか』の紙面で広く協力を呼び掛けるなどの啓発活動が実ってか地区別では上位の結果を残し続けていますが、「前途には黄信号が点灯している」、そんな不安を抱いています。

 

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『ごみへらしタイムズ』第69号によれば、2019年度(令和元年度)の市全体の回収量は183万5,650圈1圍官澆鳩茲泙辰討い詈鷯金総額は734万2,600円でした。

 

 市内27地区別では、量の第1位が吉原地区で14万1,110圈∧鷯金の第1位も吉原地区で56万4,440円。

 

 実質的な理解・協力度の地区別ランクとなる1世帯当たりの回収量でとらえると、市全体の平均が20.2圓箸いγ罅

 

  第1位  鷹岡地区   30.8

  第2位  大淵地区   30.4

  第3位  富士見台地区 29.4

  第4位  神戸地区   27.3

  第5位  元吉原地区  25.9

 

の順で、鷹岡地区はトップをキープ。最も少ない地区の1世帯当たりの回収量は12.6圓如∈蚤燭梁覯地区の40.9%にとどまっています。

 

 地区単位での回収量や1世帯当たりの回収量は、地区の規模や地区内に報奨金還元適用外である24時間受け入れ可能な業者設置の民間ステーションの数、さらにPTA活動などによる回収運動の取り組み度合いで大きく差が出ますが、そうであっても所在区の鷹岡地区の皆さんが回収に対する理解度・協力度が高いことは間違いない、そう思っています。

 

ブログ20200611 220200611.jpg

 

 地区に還元される報奨金について鷹岡地区では、これまで区長会とまちづくり協議会が連携して昭和史にスポットを当てた郷土史『鷹岡』の発行・全世帯配布や、子ども見守り活動のベスト購入、拠点災害施設の運営マニュアルダイジェスト版の作成・全世帯配布などに充当。2018年度(平成30年度)からは2分の1を従来通りまちづくり事業に活用、2分の1を基礎額と世帯割をもって各区に還元しています。

 こうした報奨金使途の可視化も、冒頭に記したまちづくり新聞『たかおか』の紙面を通しての啓発活動とともに高い理解度と協力度に連動しているものと推測しています。

 

 しかし、です。

 

 2019年度(令和元年度)の鷹岡地区の回収13万0,580圓紡个垢詈鷯金は52万2,320円ですが、5年間で3割弱も減少。市全体としても、ほぼ同様の傾向で、ICT社会の進展によって紙の需要が減少しているほか、古紙の大きなウエートを占める新聞について若い世代の未購読比率が高まっているなどが理由とされています。

 

 こうした状況を踏まえ、市は効率的な回収を掲げて2020年度(令和2年度)からは月2回の回収サイクルを月1回に変更しています。

 

 変更後の今年4月以降、「一カ月間も自宅に古紙を保管して地域ステーションに出すのは大変。とりわけマイカーを有しない高齢者には運搬面で難儀だ」という声を受けており、回収サイクルの変更によって24時間受け入れ可能な業者設置の民間ステーションへの持ち込み比率が高まり、地域ステーションでの回収量の激減が予想されます。

 

 これが冒頭の「前途には黄信号が点灯している」です。

 

 古紙全体としてのリサイクル量は変わらないものの、協働型古紙回収制度は報奨金をもって地域づくりにも結び付くだけに、機会あるごとに、その点も示しながら制度への理解と協力を呼び掛けていこうと思っています。

 

ブログまちづくり新聞第38号3面.png

この紙面は地域ステーションへの古紙回収を呼び掛けるまちづくり新聞『たかおか』です(昨年6月発行の第38号3面)

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