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今夏の貴重な思い出、山梨の桃&葡萄栽培農家訪問記

 確か6月の中旬、コロナ禍で外出自粛が求められている最中、同居人(妻です)が、「これ、山梨のオジさんから届いた初物。天候不順で甘さは、いま一つだって…」と差し出したのは旬の果物の桃。

 3年前から、毎年、この時期に届いていたようですが、自宅では議員業務に加え頼まれ仕事もあって、ほとんどパソコンに向かい、家族間の会話は極めて少なし、ただ「食べるだけの人」でした。

 が、今年はコロナ禍で家族と向き合う時間があり、差し出された桃を食べながら、同居人から「山梨のオジさんとは…」や「何故、桃が届くのか…」を聞き、そして「直接、お礼の富士市の特産品を届けに行きたい」の願望も…。

 同居人の話から人と人の出会い、縁の大切を思い、「じゃ〜、新盆参りのお供物の用意もあるし、行ってみるか」と約束。ようやく、先日、それを果たし、先が見えてきた人生行路に貴重な1ページを刻む時間を過ごすことができました。

 

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 山梨のオジさんとは、地方自治体別で桃と葡萄(ぶどう)の全国1位の収穫量を誇り、2013年(平成25年)4月に『日本一桃源郷』を宣言している笛吹市在住の桃&葡萄栽培農家のSさんです。

 

 3年前、同居人が保育士仲間4人で退職記念として沖縄県石垣島へ。そのツアーでご一緒だったのがSさん。「中学時代の同級生で積み立てをして旅行を楽しんでいる」とのことでした。

 還暦過ぎの同居人らが“オジさん”と呼ぶだけに、かなりの高齢。ご自宅訪問時に知ったのですが「今年、喜寿を迎え、77歳」とのことでした。

 

 事前に同居人が訪問と桃の購入希望を電話で伝えたところ、「朝採りを用意するので午前10時頃に…。お孫さんを連れてくるなら桃狩り体験も用意…」とのことで、同居している小学3年女児の孫に意向を問うと「行きた〜い」。

 足腰の衰えを自覚せざるを得ない年齢になったものの走るのは車。久々の長距離運転も苦ではなく、コロナ禍で通行量も少なく、ナビの案内に従って2時間半でSさん宅に到着。

 途中から雨が降り出し、孫が心を弾ませていた桃狩りは中止を余儀なくされましたが、家族3人での訪問にSさん、そして奥様が笑顔で迎えて下さり1時間ほど滞在。

 

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 Sさんご夫妻がお住まいの笛吹市は初の訪問。桃と葡萄の全国1の収穫量を誇る町とあって街道には観光バスが何台も駐車できる駐車場を完備、歓迎のぼり旗が掲げられた直売所の観光農園が立ち並んでいましたが、Sさん宅は、街道から奥まった場所にあり、聞けば「直売には取り組んでおらず、市場出荷の生産のみの栽培農家」。

 さらに、「古くからの桃&葡萄の栽培農家であるものの、若い頃は大手家具会社の営業職に従事していた転勤族。40歳の時に家業を継ぐためにUターン。子供達は、すでに独立し、夫婦2人で栽培に取り組んでいる」。

 

 会話の中でSさんは、「桃&葡萄の栽培が家業とはいえ、営業職から就農に転じて体が慣れるまで5年ほどかかりました」と話されましたが、サラリーマンの妻からの就農だった奥様も、さぞかし大変だったと思います。

 今後については、「先のことは、あまり考えず、体力が続く限り、人様に満足していただける桃と葡萄の栽培を続けたい」と話されました。

 

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 私も、あれこれ仕事の経歴や家族構成などを伝え、滞在1時間は、あっという間でした。

 

 人は若い時代、大志を抱き、未来に夢を拡げますが、前途に広がる道を運命と受け入れ、地道に働き、家族を養い、そして友や出会いを大切にする、そんな人生も貴く、素晴らしいことです。

 Sさんご夫妻訪問で、初歩的かつ重要な人生指針を与えられ、ただただ感謝です。

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